主のあわれみ(礼拝メッセージ2012/02/26)

「・・・・・・それでも、あなたがたはわたしのもとに帰って来なかった。―主の御告げ。― 」     (アモス4章)

 アモスは、北王国イスラエルの末期に遣わされた預言者です。彼は、羊を飼い、いちじく桑を育てる農夫でした。
 神様は、アモスに5つのまぼろしを示されイスラエルに対するご自身のあわれみと裁きを示されました。そこには、何とか悔い改めて立ち返ってほしいという主のあわれみが示されていました。

 彼らは門で戒めを与える者を憎み、正しく語る者を忌みきらう。      アモス 5:10

 たとい、あなたがたが全焼のいけにえや、穀物のささげ物をわたしにささげても、わたしはこれらを喜ばない。あなたがたの肥えた家畜の和解のいけにえにも、目もくれない。 アモス5:22

〔まぼろし1:食い尽くすイナゴ(作物が食い尽くされる。アモスの執り成しにより神様が思い留まって下さる。)〕     アモス 7: 1
〔まぼろし2:火を呼ぶ主(火による裁き。アモスの執り成しにより神様があわれんで下さる。)〕        アモス 7: 4
〔まぼろし3:重りなわ(神様の基準に満たないイスラエル。裁きが遂行される。)〕         アモス 7: 7
〔まぼろし4:夏のくだもの(イスラエルの罪が熟し、裁きが遂行される。)〕       アモス 8: 1
〔まぼろし5:祭壇のかたわらに立つ主(神殿崩壊による裁き)〕  アモス 9: 1

 神様は、あらゆる方法を通して立ち返りを促しますが、主の民に対する「あわれみ・恵み」が「放縦」に変えられてしまいました。そのため、アッシリヤによる捕囚がイスラエルを襲ってしまいます。しかし、服従する者による希望に満ちた回復の約束が与えられました。

 イエス様によって、私たちに神様のあわれみが示され、今も変わらずに注がれています。主の促しに従順になって、主のあわれみの中に生かし続けていただきましょう。主のあわれみを受けた者としてふさわしい生き方が示されています。

 私たちに、不敬虔とこの世の欲とを捨て、この時代にあって、慎み深く、正しく、敬虔に生活し、祝福された望み、すなわち、大いなる神であり私たちの救い主であるキリスト・イエスの栄光ある現われを待ち望むようにと教えさとしたからです。 テトス 2:12,13

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