神からの悪い霊がサウルに臨むたびに、ダビデは立琴を手に取って、ひき、サウルは元気を回復して、良くなり、悪い霊は彼から離れた。 Ⅰサムエル 16:23
サウルはダビデを恐れた。主はダビデとともにおられ、サウルのところから去られたからである。 Ⅰサムエル 18:12
サウル王は不信仰と不服従が原因で、主の霊が彼から離れ、主からの悪い霊によって苦しんでいました。その苦しみを和らげるために立琴の奏者であるダビデが召し抱えられ、王に忠実に仕えていました(Ⅰサムエル16:14~23)。サウル王はダビデを非常に愛していました。
しかし、主が共におられたダビデが、戦いで勝利を重ねて民の人気を集めるにつれて、その愛は殺意の伴う激しい憎悪へと変わって行きました(Ⅰサムエル18:6~11)。
サウル王は、息子ヨナタンや周囲の意見を聞かず悔い改めることをしなかったために、妬みと恐れによってますます精神的に追い詰められて行きました(Ⅰサムエル19:4~10)。
一方、ダビデは、サウル王が自分の命を狙っているにもかかわらず、主に油注がれた方として敬い、忠実に仕えることを貫き通しました。
新約聖書でも頑なな心を捨てて、柔らかい心で悔い改めるように勧められています。
①「罪の世を妬まない。」デマスは、途中で主よりも世を愛 してしまいました。(コロサイ4:14、ピレモン24、Ⅰヨハネ2:15)
デマスは今の世を愛し、私を捨ててテサロニケに行ってしまい、 Ⅱテモテ 4:10
②「兄弟姉妹を妬まない。(Ⅰコリント3:3)」
イエス様もパウロも妬みによって苦難を受けました。
ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行ないがあるからです。 ヤコブ3:16
③主の促しに従う。(へブル3:8~15、4:7)
「きょう。」と言われている間に、日々互いに励まし合って、だれも罪に惑わされてかたくなにならないようにしなさい。 へブル 3:13