わが神、主よ。今、あなたは私の父ダビデに代わって、このしもべを王とされました。・・・・・・善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。・・・・・この願い事は主の御心にかなった。・・・・神は彼に仰せられた。「あなたがこのことを求め、自分のために長寿を求めず、自分のために富を求めず、あなたの敵のいのちをも求めず、むしろ、自分のために正しい訴えを聞き分ける判断力を求めたので、今、わたしはあなたの言ったとおりにする。・・・・そのうえ、あなたの願わなかったもの、富と誉れとをあなたに与える。・・・・また、あなたの父ダビデが歩んだように、あなたもわたしのおきてと命令を守って、わたしの道を歩むなら、あなたの日を長くしよう。」 Ⅰ列王記 3: 7～14
ソロモンが全焼のいけにえをささげた夜、神様は夢によって彼にほしいものは何かと尋ねられました。（あなただったら何を求めますか？）ソロモンは神様を愛し、そのおきてを守っていたので迷わず神様の愛するイスラエルの民を正しく治める能力を求めました。（ソロモンは20歳ぐらいだったと思われる）
ソロモンの心は、神様のみこころと一致しました。神様は彼に正しい判断力と彼の願わなかった富と誉れを約束されました。
①ソロモンが求めなかったもの。
・自分の長寿 ・お金 ・敵の命
②ソロモンが求めたもの。
・民を正しく治める判断力。
③神様が約束されたもの。
・知恵と判断する心 ・富と誉れ ・長寿
ソロモンは、民族統一、近隣諸国の支配、神殿と王宮の建造、外国貿易、軍備充実、事業を行い、学問、文化、芸術、科学に造詣が深く、箴言、伝道者の書、雅歌の作者と言われています。 彼は、神様の約束どおり比類のない王になりました。（Ⅰ列王記4～10章、伝道者の書2章、ルカ11:31,12:27）
神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。マタイ6:33
ソロモンは神様から大いなる祝福をいただきました。彼の純粋な祈りの中に、私たちが同じように神様から祝福をいただくヒントが隠されています。私たちが、神様に求めるべきものは何でしょうか。（ピリピ2:21、Ⅱテモテ2:22、Ⅰヨハネ3:22）
