「人の心変わり」(礼拝メッセージ2015/06/14)

彼には七百人の王妃としての妻と、三百人のそばめがあった。その妻たちが彼の心を転じた。ソロモンが年をとったとき、その妻たちが彼の心をほかの神々のほうへ向けたので、彼の心は、父ダビデの心とは違って、彼の神、主と全く一つにはなっていなかった。ソロモンはシドン人の神アシュタロテと、アモン人のあの忌むべきミルコムに従った。       Ⅰ列王記 11: 3~5

主はソロモンに怒りを発せられた。それは彼の心がイスラエルの神、主から移り変わったからである。主は二度も彼に現われ、このことについて、ほかの神々に従って行ってはならないと命じておられたのに、彼は主の命令を守らなかったからである。それゆえ、主はソロモンに仰せられた。「あなたがこのようにふるまい、わたしが命じたわたしの契約とおきてとを守らなかったので、わたしは王国をあなたから必ず引き裂いて、あなたの家来に与える。        Ⅰ列王記 11: 9~11

純粋に神様を愛し、自分をささげ、心から神様に従っていたはずのⅠ列王記10章までのソロモンとは打って変わって、偶像礼拝者ソロモンの姿がここにあります。
ソロモンは、異教の神々を崇拝する多くの外国人妻を慕い求めた結果、自らも偶像崇拝者になってしまいました。
神様に愛され、神様が直接現れて祝福の約束をいただき、その約束通りに栄華を極めたはずのソロモン王は、最高の栄誉から転落してしまい、神様の祝福の国イスラエルは分裂が宣告されてしまいました。何が問題だったのでしょうか・・・。
ソロモンは、神様の赦し、あわれみ、贖い、救い、祝福、恵みによって生かされ、受け入れられ、使命を与えられて国を治め繁栄に導きました。また、神様からの知恵によって様々な学問、芸術を極めました。しかしそれにもかかわらず、その成功を自分の力、能力、権利だと思ってしまった高慢が原因でした。

しかし、神は、さらに豊かな恵みを与えてくださいます。ですから、こう言われています。「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」      ヤコブ 4: 6

あなたは現在与えられているイエス様の救い、信仰、能力、兄弟姉妹(教会)、家族、生活などの数々の祝福をどのように捉えているでしょうか。当然の権利、自分の努力でしょうか。
(Ⅰコリント5:6、Ⅰテモテ6:3~6、Ⅰペテロ 5: 5)

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