そのころ、ヤロブアムがエルサレムから出て来ると、シロ人で預言者であるアヒヤが道で彼に会った。アヒヤは新しい外套を着ていた。そして彼らふたりだけが野原にいた。アヒヤは着ていた新しい外套をつかみ、それを十二切れに引き裂き、ヤロブアムに言った。「十切れを取りなさい。イスラエルの神、主は、こう仰せられます。『見よ。わたしはソロモンの手から王国を引き裂き、十部族をあなたに与える。しかし、彼には一つの部族だけが残る。それは、わたしのしもべダビデと、わたしがイスラエルの全部族の中から選んだ町、エルサレムに免じてのことである。というのは、彼がわたしを捨て、シドン人の神アシュタロテや、モアブの神ケモシュや、アモン人の神ミルコムを拝み、彼の父ダビデのようには、彼は、わたしの見る目にかなうことを行なわず、わたしのおきてと定めを守らず、わたしの道を歩まなかったからである。 Ⅰ列王記 11:29~33
ソロモンは、高慢によって神様を退けて偶像崇拝者になってしまいました。神様はイスラエル王国分裂を宣告されました。 それまでは神様が周辺の国々との和平を保って下さっていましたが、ソロモン王の周辺から次々と敵対者たちが台頭して来ます。全て神様が起こされたことです(Ⅰ列王記11:14~26)。 ソロモン王の息子レハブアムは、長老たちの助言を退けて若者の意見に従ったことによって(Ⅰ列王記12:3~15)、ソロモン王の家来ヤロブアム率いる10部族と決裂してしまいました。結果的に王国は分裂し、南王国(ユダ族)は息子レハブアムに、北王国は家来ヤロブアムに任されました。
しかし、両者とも神様のおきて(Ⅰ列王記11:38)に従わず、偶像礼拝に進んだことによって神様のさばきを受けることになります。(Ⅰ列王記12:25~33、14:21~24)
偶像礼拝は、真の神様を否定して背後にあるサタン・悪霊を崇拝する行為です。自らを滅ぼし周囲に悪影響を及ぼします。
いや、彼らのささげる物は、神にではなくて悪霊にささげられている、と言っているのです。Ⅰコリント 10:20(Ⅰコリント 10:14~21、詩篇106:34~39)
あなたがたがよく見て知っているとおり、不品行な者や、汚れた者や、むさぼる者―これが偶像礼拝者です。―こういう人はだれも、キリストと神との御国を相続することができません。 エペソ 5: 5(エペソ5:3~7、Ⅰテモテ4:1)