「人の歩むべき道」(礼拝メッセージ2015/08/30)

神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。それは、私たちにキリストの苦難があふれているように、慰めもまたキリストによってあふれているからです。もし私たちが苦しみに会うなら、それはあなたがたの慰めと救いのためです。もし私たちが慰めを受けるなら、それもあなたがたの慰めのためで、その慰めは、私たちが受けている苦難と同じ苦難に耐え抜く力をあなたがたに与えるのです。  Ⅱコリント 1: 4~6

イエス様は、人の歩むべき道を「律法と預言者(聖書)」から、「神様と隣人を愛すること」の2つに要約されました(マタイ22:37~40)。Ⅱコリント1:4~6では、次のことを述べています。

①神様は苦しむ私たちを慰めて下さる。
②私たちは神様からの慰めで、隣人を慰めることができる。
③私たちの苦しみは、隣人に慰めと救いを与えるため。
④私たちの慰めは、隣人に苦難に耐える力を与える。

賛美歌作詞家のファニー・クロスビー(1820~1919)は、生後1ヶ月半で医療ミスによって視力を失いました。しかし、母の信仰と愛と忍耐深さによって、「視力を失った者でも、そうでない人と同様に物事を完成できる」との確信と信仰を持っていました。聖書を丸暗記し、「聖書が私の魂と人生を豊かに養ってくれた。」と告白しています。
結婚して子どもが与えられましたが、幼い時に亡くすという悲しい出来事にも見舞われました。45歳から賛美歌の作詞を始め、生涯で8,000~9,000の賛美歌を作りました。その賛美歌は、世界中の人々に慰めと励ましを与えています。日本の聖歌に24曲(232,396,404,419,590など)、賛美歌に10曲収められています。

私たちの境遇、環境、試練、信仰ゆえの苦しみ、失敗、理不尽と思える出来事など、すべてのことにおいて無駄なことはひとつもありません。無駄どころかかえって、神様と隣人を愛する道です。神様の御旨、ご計画は、私たちの浅はかな思いをはるかに超えています。(詩篇103:11,イザヤ55:8,9)

苦しみに会う前には、私はあやまちを犯しました。しかし今は、あなたのことばを守ります。     詩篇 119:67

あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。Ⅰコリント15:58(ピリピ2:16、ガラテヤ 6:10)

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