神様は心の砕かれた人のそばにおられ、
謙虚に罪を悔いる人を助け出されます。 詩篇 34:18 (LB訳)
神様が「立派な人、信仰深い人、高額献金者、能力のある人、人格者、神様の奉仕者」とだけいっしょにいてくださるとしたら、私たちに希望はありません。しかし、神様は「心の打ち砕かれた者」といっしょにいてくださると約束しておられます。(イザヤ57:15)
1.行いではなく、へりくだり
まことに 私が供えても あなたはいけにえを喜ばれず 全焼のささげ物を望まれません。
神へのいけにえは、砕かれた霊。 打たれた 砕かれた心。
神よ あなたはそれを蔑まれません。 詩篇 51:16,17
神様に対するささげ物や奉仕はとても大切ですし、神様に喜ばれます。しかし、信仰とへりくだりのないささげ物や奉仕は、いくら「すばらしいでしょう。こんなに一生懸命やってます。神様のための尊い働きをしています。」と自分の働きを強調してみても、神様には受け入れられません。みことばに従う基本的な歩みこそが一番大切です。(マタイ7:21~23,25:31~46)
2.主を呼び続ける
へりくだる者とは、自分の弱さと足りなさを自覚して、主を呼び続ける人のことです。主は、ご自身に全面的に信頼する人と共にいて、あらゆる災いから守り、救い出して下さいます。
主を呼び求める者すべて まことをもって主を呼び求める者すべてに
主は近くあられます。 詩篇 145:18
3.兄弟姉妹に仕える心
神様に対しては恐れて従うが、兄弟姉妹に対しては非礼で尊大に振る舞う。それは上の者に媚びる生き方です。一番低く弱いと思われる人に対しての接し方に、その人の心が現われます。
まことに 主は高くあられますが
低い者を顧みてくださいます。
しかし高ぶる者を 遠くから見抜かれます。 詩篇 138:6
心身ともに強くて立派で、信仰深く、金銭も能力もあり、奉仕する力がある人が幸いなのではありません。また、そのようなものを備えていなくて、かつ、高慢でかたくなな者も喜ばれません。
力や能力や財力がなくても、へりくだって主に頼ることはだれもができることです。そして、そのような人が一番幸いです。
主はあなたに告げられた。人よ、何が良いことなのか。
主があなたに何を求めておられるのかを。
それは、ただ公正を行ない、誠実を愛し、へりくだって、
あなたの神とともに歩むことではないか。 ミカ 6:8