箴言は大部分がソロモンによって書かれ、充実した人生を送るための実際的教訓集です。神様を敬う知恵のある信仰者の生き方、信者と不信者の違い、知恵のある者と愚かな者の違い、行為とことば、子供の訓育、社会正義、行儀作法、賢い妻などについて記されています。
箴言での「知恵」とは、処世術ではなく、神様を敬いみことばに従うこと、すなわち「信仰」を意味します。
「あなたの心を見守れ」とは、何からどのように守ることでしょうか。
1.守られていない心
あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれから湧く。箴言 4:23
みことばは、自分自身の心を見守らなければ、心がカラカラにひからびてしまうと言っています。心をひからびさせるものとは何でしょうか。それは、サタンの攻撃でも、試練でも、失敗でも、病気でもありません。
1)汚された心
蛇が悪巧みによってエバを欺いたように、あなたがたの思いが汚されて、キリストに対する真心と純潔から離れてしまうのではないかと、私は心配しています。Ⅱコリント 11:3
私たちの思いが汚されると、イエス様に対する純真な思いが薄れてしまい、イエス様を礼拝すること、みことばに従って信仰によって生きること、兄弟姉妹に仕えようとすることもなくなってしまいます。
2)人からの賞賛を求める心
心が、神様からの栄誉や賞賛よりも人からの賞賛や自分自身の満足と楽しみに向き、心が霊的なことより肉的なことに傾いていきます
彼らは、神からの栄誉よりも、人からの栄誉を愛したのである。ヨハネ 12:43
・・・彼らはすでに自分の報いを受けているのです。・・・あなたがたの父が報いて下さいます。マタイ 6:1~18
2.守られている心
守られている心とは、イエス様の愛と赦しの中にすべてを委ねきって憩うこと、いのちの泉で潤されている心のことです。
わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」ヨハネ 4:14
イエスは・・・言われた。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになります。」ヨハネ 7:37,38
3.心を見守ること
箴言4章では、父の教え、知恵、悟り、訓戒、ことばを捨てずに、曲がったことを言わず、真っ直ぐ前を見て前進するように命じられています。心を見守るとは、みことばから心が離れていないかどうかをチェックし、主に頼って祈り求めることです。
・・・だれが 自分の過ちを悟ることができるでしょう。どうか 隠れた罪から私を解き放ってください。・・・ 詩篇 19:1~14