「逆境の日には」(礼拝メッセージ2019/10/27)

伝道者の書は、「知恵文学」の1つで、著者はソロモンと言われています。その主題は「空の空。すべては空」、究極的なものを見失うとすべては空しいとしています。「創造主なる神様、救い、永遠のいのち」を認めなければ、地上のどんな繁栄、事業、知恵・知識、快楽、名声も空しいものです。しかし、神様に心を向ける時、真の幸いを見出すことができます。ソロモンは自分の人生を振り返り、最善の生き方を示します。

1.神様を無視する心
日の下でどんなに労苦しても、それが人に何の益になるだろうか。伝道者 1:2
神は人を真っ直ぐな者に造られたが、人は多くの理屈を探し求めたということだ。伝道者 7:29

伝道者の書は、日本人が共感する書のひとつと言われます。無神論者を標榜し、神様を無視して生きているため、社会が豊かになり、物質的に繁栄し、学問や医療が進んでも人生に空虚さを覚えることは、至極当然と言えます。私たちは、罪と理屈によって創造主から迷い出てしまい、本来の存在意義を見いだせなくなってしまった一匹の羊のようです。(マタイ18:12)
それは、クリスチャンになってからでも同様です。神様や救い主イエス様を知っていながら、信頼せずに自分中心で行動し、あたかもいないかのように振る舞うことは、感謝と喜びのない、空しい生き方です。

・・・「食べたり飲んだりしようではないか。どうせ、明日は死ぬのだから」・・・ Ⅱコリント 15:32~34

2.順境の日には
人生は、私たちが認めようが認めまいが、すべて神様の最善のご計画によっています。だれにでもあらゆることが降りかかってきます。順境の日には、主に感謝して素直に喜び楽しみましょう。

・・・また、人がみな食べたり飲んだりして、すべての労苦の中に幸せを見出すことも、神の賜物であることを。伝道者 3:10~14
すべての営みには時と裁きがある。人に降りかかるわざわいは多い。何が起こるかを知っている者はいない。いつ起こるかを、だれも告げることはできない。伝道者 8:6,7

3.逆境の日には
すべての人に逆境もまたやってきます。それも神様の最善の御業です。一人で立ち向かうものではありません。神様は耐えられない試練は与えられませんし(Ⅰコリント10:13)、イエス様も聖霊様も共におられ、支え、励まし、より良い道に導いて下さいます。(詩篇119:67、Ⅰテモテ1:19,20)
逆境は、自分の今の信仰姿勢を見直す時であり、信仰を建て直してさらに神様に近く歩み、新たに信仰を深めるチャンスです。伝道者は、権力とあり余る財力であらゆる経験をし、社会の不条理を見て来ました。そこで、みことばに従う道こそが、最善の道であると結論づけています。

神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、・・・すべてのわざをさばかれるからだ。伝道者12:13,14