「互いに対する愛」(聖日礼拝メッセージ 2024/09/29)

 今日は使徒の働き22-3「第2回伝道旅行(4-3)Ⅱテサロニケ(1)」です。テサロニケ人への第2の手紙は、第1の手紙の数週間後か数か月後のAD52年頃に書かれました。この手紙では、兄弟愛とイエス様の再臨(主の日)と背教、救いの選びについて教えています。

1.互いに対する愛
 あなたがたの信仰が大いに成長し、あなたがたすべての間で、一人ひとりの互いに対する愛が増し加わっているからです。Ⅱテサロニケ 1:3

 主に愛されている兄弟たち。・・・神が、御霊による聖別と、真理に対する信仰によって、あなたがたを初穂として救いに選ばれたからです。Ⅱテサロニケ 2:13

 パウロは、テサロニケ教会の兄弟姉妹が迫害と苦難の中にありながらも、信仰が著しく成長していることを誇りに思っていると記しています。テサロニケ教会には、ユダヤ人とギリシア人、身分の高い人と低い人、裕福な人と貧しい人たちが混在していましたが、互いを愛し受け入れ合う麗しい兄弟姉妹愛にあふれていました。それは、神様から与えられた一方的な愛と聖別と選びを信仰によってしっかりと受け入れていたからです。

2.不法の者の現れ
 霊によってであれ、ことばによってであれ、私たちから出たかのような手紙によってであれ、主の日がすでに来たかのように言われているのを聞いても、すぐに落ち着きを失ったり、心を騒がせたりしないでください。どんな手段によっても、だれにもだまされてはいけません。まず背教が起こり、不法の者、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。Ⅱテサロニケ 2:2,3

 パウロは、第1の手紙でイエス様の再臨について、すでに眠った者も生き残っている私たちも共に携挙される(Ⅰテサロニケ 4:16,17)と教えましたが、自分たちの存命中かどうかはわからないとし、順番として背教が起こり、不法の者(滅びの子・反キリスト:Ⅰヨハネ 2:18)が出現し、滅びる者たちが偽りを信じるようになると教えました。当時、使徒たちの名を語って再臨がすでに起こった(旧統一協会、エホバの証人)と偽りの教えを唱えて、兄弟姉妹をだまそうとする人たちが出現していました。
 
3.みことばの教え
 そのために神は、私たちの福音によってあなたがたを召し、私たちの主イエス・キリストの栄光にあずからせてくださいました。ですから兄弟たち。堅く立って、語ったことばであれ手紙であれ、私たちから学んだ教えをしっかりと守りなさい。テサロニケ 2:14,15

 パウロは、テサロニケ教会の兄弟姉妹の立派な信仰と兄弟愛をほめながらも、偽教師、偽りの教え、惑わす力が差し迫っているので、みことばにしっかりと立って、動揺しないよう、惑わされないよう注意を与えました。
 
 終わりの日には困難な時代が来ることを、承知していなさい。・・・見かけは敬虔であっても、敬虔の力を否定する者になります。こういう人たちを避けなさい。Ⅱテモテ 3:1~5

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