彼らの母は姦淫をし、彼らをはらんで恥をさらし、そして言った。『私は恋人たちのあとを追う。彼らは私にパンと水、羊毛と麻、油と飲み物を与えてくれる』と。 ホセア 2: 5
預言者ホセアは、神様から姦淫の女ゴメルと結婚するように命じられて結婚し、3人の子どもを儲けます。ホセアはゴメルを愛しますが、ゴメルはほかの男のもとに走ります。
ゴメルの目には、ほかの男が、物質的にも精神的にも自分を豊かに満たしてくれるように見えたのです。夫と子どもを捨てたゴメルは、その間違いを思い知らされることになります。
彼女に穀物と新しいぶどう酒と油とを与えた者、また、バアルのために使った銀と金とを多く与えた者が、わたしであるのを、彼女は知らなかった。 ホセア 2: 8
わたしは、彼女がバアルに香をたき、耳輪や飾りを身につけて、恋人たちを慕って行き、わたしを忘れてバアルに仕えた日々に報いる。――主の御告げ―― ホセア 2:13
ゴメルは、ほかの男たちが自分に豊かに物を与えて満たしてくれたと思っていたが、実は、与えてくれていたのは神様であったことを知りませんでした。神様は、ゴメルを懲らしめて何とか悔い改めて立ち返るように促します。これらはすべて、神様を捨ててバアルに走ったイスラエルを現しています。
私たちも知らず知らずのうちに、あたかも自分を満たし、平安を与えてくれるものと信じて、間違ったものにこころが向かっていることはないでしょうか。イエス様よりも、みことばよりも大切で重要にしているものはないでしょうか。教会の集まりや兄弟姉妹をないがしろにしているところはないでしょうか。
本当は、必要なものを与えてすべてを満たして下さっているのはイエス様であるのに、そのことを悟ろうとしていません。
そのまま霊的なことを二の次にしていると必ず大切なものを失ってしまいます。
不真実な者に対して、それでも愛し続け、救おうとなさっているイエス様のお気持ちを忘れないようにしましょう。(ホセア2:23)
イエス様は、私たちがこの世のものに心が奪われて大切なものを見失わないように警告しておられます。イエス様が私にあなたに今何を求めておられるのか聞いて行きましょう。
(ピリピ3:19、Ⅱコリント11:3、黙示録2:23)