「恵みがともにありますように」(礼拝メッセージ2013/10/13)

A:{私たちの主イエス・キリストの恵みがあなたがたすべてとともにありますように。アーメン。} ローマ 16:24

B:主イエスの恵みが、あなたがたとともにありますように。Ⅰコリント 16:23

C:どうか、私たちの主イエス・キリストの恵みが、兄弟たちよ、あなたがたの霊とともにありますように。アーメン。    ガラテヤ 6:18

 最近、私は、新約聖書の書簡を読んでいて発見をしました。新約聖書の中にある21の書簡の内、パウロ兄弟の書簡が14ありますが、なんと、その14書簡の結びのことばすべてに、イエス様の「恵みがあるように」と記されています。
 パウロ兄弟の決まり文句、社交辞令なのでしょうか?
 大切な神様のみことばとしての手紙、緊迫した命がけの執筆という状況を考えると、意味なく書かれたとは思えません。パウロ兄弟は、聖霊様に促されて大切なメッセージを記しました。

Aタイプ(6書簡):ローマ、Ⅱコリント、エペソ、Ⅱテサロニケ、テトス、ヘブル
Bタイプ(5書簡):Ⅰコリント、コロサイ、Ⅰテサロニケ、Ⅰ・Ⅱテモテ
Cタイプ(3書簡):ガラテヤ、ピリピ、ピレモン
 
 恵みとは、資格のない者に与えられる「(霊的)愛顧」と「(霊的)祝福」です。「愛顧」とは、商人や芸人、あるいは目下の者をひいきにし、目をかけて、ひき立てること。かわいがってよくめんどうをみること。「霊的祝福」とは、人の霊的な幸せを祈ったり喜び祝ったりすること。です。
 パウロ兄弟は、私たち自身(霊)や教会が、主イエス様の深い恵みの上にあることを良く知っていたので、書簡の最後に主に願い求めました。
 主イエス様は、真実で正しい方ですから、その恵みを確かに私たちに与えて下さいます。また、すでに、十字架上で与えて下さいました。私たちも、主イエス様の恵みがいつもともになければ、一瞬たりとも自分が存在し得ないことを自覚して、いつも求めるとともに、兄弟姉妹や隣人のためにもへりくだって祈り求めましょう。

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