あなたがたときたら、どうもだまされやすくて・・・・・。だれかが、私たちの伝えたのとは違う教えを伝えたり、あなたがたが受けた聖霊様とは違う霊を伝えたり、あなたがたが救われたのとは違う救いの道を教えたりしようものなら、それを信じてしまうからです。Ⅱコリント 11:4(リビングバイブル訳)
パウロ兄弟は、自分が開拓した教会、自分が導いた兄弟姉妹が、あまりにもたやすく異なった福音にだまされてしまったことを憂えています。
新約聖書の21書簡(パウロ書簡14、その他7)のほとんどが、「異なる福音(ユダヤ主義、律法主義、ギリシャ哲学、天使礼拝、禁欲主義、道徳的放縦、ユダヤ的伝説、権威の軽視、グノーシス主義(二元論)、イエス様の神性・人性の否定)」に注意するように勧めています。
私たちは、「異端の教え(例えば、エホバの証人・統一協会・モルモン教など)」ならば簡単に見分けて退けることができるでしょう。しかし、私たちの心のすき間である罪(イエス様に逆らおうとする心)と欲(自分を満足させようとする心)に、知らず知らずのうちに擦り寄って来て、みことばに従おうとする思いを汚す「異端の教え」があります。
なぜなら、人々が真理のことばは耳ざわりだと敬遠し、自分に都合の良い話をする教師を求めて歩き回る時代が来るからです。彼らは聖書の教えに耳を傾けようとせず、まちがった教えにしっぽを振ってついて行くのです。Ⅱテモテ4:3,4(LB訳)
自分だけを愛し、また、お金だけがすべてだと考える風潮が、はびこるからです。高慢な者、・・・・・・。神様を礼拝するひまがあったら、もっとおもしろいことをして過ごそうと考えます。教会に出席する者がいたとしても、聞いたことを何ひとつ信じようとしないのです。目をしっかり開けて、そんな人たちには近寄らないようにしなさい。Ⅱテモテ3:2~5(LB訳)
みことばはいつも主イエス様に対する真実さ(Ⅱコリント11:3)と自分自身の堅実さを失わないように(Ⅱペテロ3:17)勧めています。誘惑と問題はいつも身近にあるからです。
主イエス様は、私たちに対して、初めの愛に帰るように、忠実な弟子となるように、主イエス様を愛するように兄弟姉妹を愛するように、隣人を愛し平和を保つように命じておられます。