「主が私たちに会得させたいもの」(礼拝メッセージ2013/11/17)

 どうか私の兄、エサウの手から私を救い出してください。彼が来て、私をはじめ母や子どもたちまでも打ちはしないかと、私は彼を恐れているのです。
 あなたはかつて『わたしは必ずあなたをしあわせにし、あなたの子孫を多くて数えきれない海の砂のようにする』と仰せられました。」     創世記 32:11,12

 ヤコブは、主が約束どおりに故郷に帰るように命じて下さり、伯父ラバンと和解することもでき、喜んで帰路を進んで行きました。しかし、どうしても拭い去ることのできない、エサウに対する不安がありました。しかもエサウは400人もの大群でヤコブの方へ向かっているというのです。
 彼はエサウの心をなだめるために、人間的にあらゆる手を尽くし、祈り求めます。しかし、更に不安は増幅します。そんなヤコブに主は現れ、祈りによる格闘を通して徹底的にへりくだることを教えて下さいました。

 主は、愛するヤコブに対して
 ①使いを送った。                      32:1~2
 ②へりくだりを教えて祝福した。     32:24~30

 ヤコブは、必死になって
 ①あらゆる手を尽くした。         32:3~5,13~21
 ②主の約束を根拠に祈り求めた。     32:6~12
 ③主との祈りによる格闘。        32:24~30

 ヤコブは主との祈りによる格闘の末、高慢が打ち砕かれて、主の前にも、人の前にもへりくだることができました。
 そのへりくだりによって、命まで狙われるほど敵対していたエサウと和解することができました。(創世記 33: 3~4)
 主が私たちに教えて会得させようとすることは、主に信頼し、へりくだって、人と和合することです。

 神様にも人にも喜ばれ、物事を正しく判断できるようになりたければ、徹底的に神様に頼ることです。絶対に自分を頼ってはいけません。        箴言 3:4,5(LB)

 みな互いに謙遜を身に着けなさい。         Ⅰペテロ 5: 5 
 神の力強い御手の下にへりくだりなさい。   Ⅰペテロ 5: 6

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