イスラエル人は、軍団ごとに、おのおの自分の宿営、自分の旗のもとに天幕を張るが、レビ人は、あかしの幕屋の回りに宿営しなければならない。怒りがイスラエル人の会衆の上に臨むことがあってはならない。レビ人はあかしの幕屋の任務を果たさなければならない。」
イスラエルの人々は、このようにし、すべて主がモーセに命じられたとおりに行なった。 民数記 1:52~54
出エジプトから2年、神様はモーセに20歳以上の軍務につける者を数えさせました。各部族ごとに担当者を立てさせ、モーセとアロンが全体の責任を持ってこの大きな仕事を成し遂げました。軍務につける者として登録されたのは、全体で603,550人でした(民全体で200~300万人。日本の自衛隊隊員数23万人)。
ただし、レビ人だけは含まれず、専ら幕屋に仕える働きを行いました。レビ人以外の者が幕屋の働きに近づけば、殺されるほどの厳格さでした。
イスラエルの民は、すべて神様がモーセに命じられたことに従い、速やかに行動に移しました。そこには、神様を神様とし、指導者を指導者とし、部族のリーダーをリーダーとする秩序が厳格に存在しました。
しかし、その後は、民のつぶやきと不従順によって40年間も荒野を彷徨うことになりました。
主が命じられたとおりに信じて行動することは、どれほど大切でしょうか。私たちが、主が求めておられることよりも自分を喜ばせ、自尊心を満足させ、自分の安泰を優先してしまうことは大変危険なことです。秩序の乱れは、ねたみや敵対心、邪悪な行いを助長してしまいます。
ですが、私がこう言っているのは、あなたがた自身の益のためであって、あなたがたを束縛しようとしているのではありません。むしろあなたがたが秩序ある生活を送って、ひたすら主に奉仕できるためなのです。 Ⅰコリント 7:35
私は、肉体においては離れていても、霊においてはあなたがたといっしょにいて、あなたがたの秩序とキリストに対する堅い信仰とを見て喜んでいます。 コロサイ 2: 5
ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行ないがあるからです。 ヤコブ 3:16