「主を尊ぶオバデヤ」(礼拝メッセージ2015/07/05)

それから、かなりたって、三年目に、次のような主のことばがエリヤにあった。「アハブに会いに行け。わたしはこの地に雨を降らせよう。」そこで、エリヤはアハブに会いに出かけた。そのころ、サマリヤではききんがひどかった。アハブは王宮をつかさどるオバデヤを呼び寄せた。―オバデヤは非常に主を恐れていた。イゼベルが主の預言者たちを殺したとき、オバデヤは百人の預言者を救い出し、五十人ずつほら穴の中にかくまい、パンと水で彼らを養った。―     Ⅰ列王記 18: 1~4

最悪の王アハブと預言者エリヤの壮絶な霊的戦いの中に、主を恐れ尊びながらもアハブ王に仕えていたオバデヤが登場します。オバデヤは王宮を司る役人(宮内長官)として、バアル崇拝者であるアハブ王とイゼベルに仕えていました。
オバデヤ(ヤハウェのしもべの意)は、幼い頃から主に対する信仰と恐れを持っていたので、命の危険を冒しながら主の預言者100人をかくまい、養っていました。それだけでも大変なことですが、今、エリヤが会いに来て、自らの居所をアハブ王に知らせるように言われました。
オバデヤはエリヤを尊敬していましたが、アハブ王にエリヤの仲間だと知られてしまうこと、また、今までエリヤを捜索し尽くしたのに見つけられなかったので、王に報告した後に姿をくらまされるのではとの恐れ、死の恐怖がありました。
しかし、オバデヤはエリヤの「主は生きておられる」とのことばとエリヤの約束を信じて、アハブ王にエリヤのことを告げました。そして、歴史的なエリヤと450人のバアル預言者との対決が繰り広げられ、エリヤは大勝利を収めました。
その後、エリヤは大勝利したにもかかわらずアハブ王に命を狙われ、自己憐憫に陥ります(Ⅰ列王記19:10,14)。そこで主は、あなたの味方を7,000人残してあると励まされます(Ⅰ列王記19:18)。その中には、オバデヤが命がけでかくまった主の預言者が含まれていたことでしょう。
オバデヤは、自分の厳しい状況や立場の中でも、確固たる信仰を持って命がけで主に仕えました。その信仰は、偉大な預言者エリヤを励まし助ける働きでもありました。

絶えず、私たちの父なる神の御前に、あなたがたの信仰の働き、愛の労苦、主イエス・キリストへの望みの忍耐を思い起こしています。Ⅰテサロニケ 1: 3

しかし私にとっては、神の近くにいることが、しあわせなのです。私は、神なる主を私の避け所とし、あなたのすべてのみわざを語り告げましょう。詩篇 73:28

タイトルとURLをコピーしました