「死を願うエリヤといつも共におられる主」(礼拝メッセージ2015/07/12)

アハブは、エリヤがしたすべての事と、預言者たちを剣で皆殺しにしたこととを残らずイゼベルに告げた。すると、イゼベルは使者をエリヤのところに遣わして言った。「もしも私が、あすの今ごろまでに、あなたのいのちをあの人たちのひとりのいのちのようにしなかったなら、神々がこの私を幾重にも罰せられるように。」彼は恐れて立ち、自分のいのちを救うため立ち去った。 Ⅰ列王記 19: 1~3

預言者エリヤは450人のバアル預言者と対決し、大勝利を収めました。民は「主こそ神です!」と告白し、エリヤの命令によってバアルの預言者たちを殺しました。イゼベルはその結果に怒りエリヤを殺す決意をし、エリヤは恐れて逃走しました。

彼は、えにしだの木の陰にすわり、自分の死を願って言った。「主よ。もう十分です。私のいのちを取ってください。私は先祖たちにまさっていませんから。」彼がえにしだの木の下で横になって眠っていると、ひとりの御使いが彼にさわって、「起きて、食べなさい。」と言った。  Ⅰ列王記 19: 4,5

エリヤは大勝利したにもかかわらず命を狙われて逃走し、心身共に疲れ果てて死を願うまでになってしまいました。そんなエリヤに主はやさしく接して食物と休息を与えられます。その後、40日歩いてモーセが主から十戒をいただいた神の山ホレブ(シナイ)にたどり着き、洞穴で一夜を過ごしました。
そこで、地震などの激しい自然現象が起こりましたが、その中で主との劇的な対面はなく、ささやくようなやさしいみ声が聞こえて来ました。エリヤは孤独、憂鬱、恐れ、失望、自己憐憫からみことばによって回復し、新たな命令を受けました。
①ハザエルをアラムの王とする。②エフーをイスラエルの王とする。③エリシャをエリヤの後継者とする。
主の働きは、エリヤからエリシャに引き継がれ更に展開していきます。
主は、ご自身のみこころを行い、信頼して来る者に対して責任を持って下さいます。私たち一人ひとりの必要と実状に応じた取り扱いをして下さいます。

私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。 ヘブル 4:16

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