イエス様のすばらしい特徴のひとつに「あわれみ深さ」があります。天地の創造主、すべての支配者、聖いお方、完全なる方、さばき主であられるお方が、罪ゆえに滅びる運命にあった私たちに心を向け、あわれに思って救い出して下さいました(テトス3:5、ヘブル8:12)。これ以上のあわれみ深さはないでしょう。「恩知らずの悪人にも、あわれみ深い(ルカ6:35)」とみことばにある通りです。
イエス様に倣い、従おうとする者は、イエス様の次のみことばから教えられましょう。
1)人をさばくことから解放されよう。
『わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない。』ということがどういう意味かを知っていたら、あなたがたは、罪のない者たちを罪に定めはしなかったでしょう。 マタイ 12: 7
イエス様は、弟子たちをいわれのない罪に定めようとしたパリサイ人たちを責められました。あわれみのない心は、人をおとしめて自分が優位に立とうとします。イエス様は、心のこもっていない形式的なささげものより、人をあわれむ心を大切にされます。
2)イエス様のご命令です。
あなたがたの天の父があわれみ深いように、あなたがたも、あわれみ深くしなさい。 ルカ 6:36
あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。 マタイ 5: 7
イエス様は、ご自身を倣おうとしている私たちになすべきこと、祝福の道、最善の道を教えておられます。
3)あわれみをいただいた者としてあわれみを示す。
彼は言った。「その人にあわれみをかけてやった人です。」するとイエスは言われた。「あなたも行って同じようにしなさい。」 ルカ 10:37 (Ⅰテモテ1:12~17)
未信者を見て眉をひそめますか。あなたも私も彼らと同じように、かつては偶像礼拝者であり罪にまみれていた者です。イエス様からいただいた深いあわれみに心から感謝して行動に移しましょう。