「パン種に気をつけよ」(礼拝メッセージ2016/09/18)

弟子たちは、パンを持って来るのを忘れ、舟の中には、パンがただ一つしかなかった。そのとき、イエスは彼らに命じて言われた。「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とに十分気をつけなさい。」     マルコ 8:14,15

彼らはようやく、イエスが気をつけよと言われたのは、パン種のことではなくて、パリサイ人やサドカイ人たちの教えのことであることを悟った。 マタイ 16:12

イエス様は、弟子たちに「パン種」に気をつけるように言われましたが、弟子たちは食べるパンのことしか関心がなかったようです。イエス様が大勢の人々に対して二度も給食した出来事から、霊的な教訓を悟らず、今回もイエス様の言われたことを理解していませんでした。
新約聖書において「パン種」は、悪の象徴、悪い影響力として用いられています。(Ⅰコリント5:6~8、ガラテヤ5:7~9)

1.パリサイ人、サドカイ人の「パン種」:マタイ23章
1)口先だけで行ないがない。
2)見栄と人々からの賞賛を大切にする。
3)私利私欲を求める。
4)人々の救いの障害となっている。
5)自分の都合に合わせて律法を利用している。

2.ヘロデの「パン種」
1)不品行、殺人      マタイ14:1~12
2)メシヤ、預言者への迫害 マタイ22:15,16、マルコ3:6

イエス様は、この世的な不敬虔と不信仰の影響力が大きいので、よくよく注意するように言われました。現在は、その影響力が更に大きくなり、巧妙になって来ています。そして、選民をも惑わそうとしています(マルコ13:22)。
イエス様に対する忠実な信仰、兄弟姉妹が互いに仕えること、主の集まり、礼拝、伝道、みことばの学び、祈りが軽んじられて、自己中心の信仰(?)が幅をきかせています。
その高慢が、悪魔に機会を与えてしまって多くの者が悪影響を受けています。主の前にへりくだって、様々な「パン種」に注意しましょう。「パン種」はじわりじわりと周囲に影響を与えます。

神の力強い御手の下にへりくだりなさい。・・・あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。Ⅰペテロ5:6~10

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