彼の主人は彼に言った、『みごとだ。おまえはまっすぐな〈りっぱな、感心な〉そして忠実なしもべだ。おまえは少しのものについても忠実であった。〈信頼できる者であった〉。私はおまえに多くのものを管理させることにする。主人の〔喜ぶ〕喜び〈歓喜、幸福〉にはいれ〈をともにせよ〉』。 マタイ 25:21(詳訳)
イエス様は、天の御国を「十人の花嫁」と「旅に出る主人」にたとえました。ここでは、神様から各人に預けられている「主の財産」を、終末に備えて正しく管理・運用するように勧めています。神様の信頼に応えて忠実に管理したか、不信仰で働かず管理を怠ったか、すべてを清算する日が来ると告げています。
1.主の財産
1)どんなもの?
能力、経験、時間、賜物、財産、職務、社会的信用など。
2)能力に応じて
主はみこころのままに、各人にふさわしいタラント(財産)を託して下さいました。他の人を妬んだり、自己卑下したり、優越感を持つ必要はありません。
思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。むしろ、神が各人に分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深く考えなさい。
ローマ 12:3
3)各人に与えられている賜物の大きさ
タラントを現在のお金に換算すると、5タラント=3億円、2タラント=1.2億円、1タラント=6千万円になります。私たちは、主の御国の働きのために想像以上の賜物をいただいています。
2.忠実なしもべ
1)小さなものにも一生懸命
神様との関係が周囲の状況に依存せずに確立していれば、多少のことがあっても安定した揺るがない信仰生活を送ることができます。(ヤコブ1:25)
2)信頼できる者
神様が信頼して下さる者になれるとは何と幸いでしょうか。
3)主の喜びを共有する
聖書によって主のみこころを正しく理解し喜んで従える歩みは幸いです。
3.忠実な者への祝福
主は忠実な者への祝福として財産を増やし、天の御国での支配権を与えられる。(黙示録 22:5)
主は、恵みの良い管理者として、賜物を独占して自分のために使うのではなく、かえって、互いに愛して仕え合うように命じています。
(Ⅰペテロ4:7~11)