「愛は死のように」(礼拝メッセージ2019/11/03)

雅歌は、男女(ソロモン王と花嫁)の愛を謳った叙事詩です。この書には神様の名前も信仰的な内容もありません。人間の愛の美しさや激しさ、肉体的魅力の歓喜が率直に謳われています。
雅歌の内容は、イスラエルに対する神様の愛、花嫁である教会に対するイエス様の愛の比喩とも考えられています。

1.人間の愛の美しさ
雅歌には、神様が人を男女に創造された目的にかなった様子が描かれており、男女が互いに尊重し、惹かれ合い、愛し合う姿があります。

わが愛する者が娘たちの間にいるのは、茨の中のゆりの花のようだ。
私の愛する方が若者たちの間におられるのは、林の木々の中のりんごの木のようだ。雅歌 2:2,3

私の愛する方を見つけたら、あの方に言ってください。私は愛に病んでいる、と 雅歌 5:8

2.命を懸けた愛

封印のように、私をあなたの胸に、封印のように、あなたの腕に押印してください。雅歌8:6

花嫁は、自分を花婿の胸と腕から決して離れないように、決して消えないように刻み付けて下さい、と願います。命を懸け、死を覚悟した愛がそこにあります。それはまさに、イエス様の私たちに対する愛そのものです。

わたしは良い牧者です。良い牧者は羊たちのためにいのちを捨てます。 ヨハネ 10:11

わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは永遠に、決して滅びることがなく、また、だれも彼らをわたしの手から奪い去りはしません。ヨハネ 10:28

3.ねたむ愛
この二人の愛の炎はすさまじく、愛のねたみは地獄(墓)のように残忍だ、と言っています。それほどの強く激しい愛です。
聖書では神様もご自分のことを「ねたみの神」と言われ、私たちはねたまれるほど愛されていますし、手に刻まれるほど離れ難い者とされています。私たちはイエス様以外のものに心を奪われ、イエス様を第一としない二心、浮気心にならないように注意しましょう。

女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。・・・見よ、わたしは手のひらにあなたを刻んだ。イザヤ 49:15,16

あなたは自分のために偶像を造ってはならない。・・・それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたみの神。 申命記 5:8,9(Ⅰコリント10:22)

私はこう確信しています。死も、いのちも、・・・私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。ローマ 8:38,39

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