「主を待ち望む」(アドベント:礼拝メッセージ2019/12/01)

今日からクリスマス(降誕節)までの期間は、待降節(アドベント:到来の意)です。欧米ではこの期間を、クリスマスの準備とし、キリストの誕生を待ち望んで厳粛に生活する習慣があります。
今日は、イエス様が誕生される以前の中間時代、メシアの待望、私たちのイエス様を待ち望む生活について考えてみましょう。

1.旧約聖書と新約聖書の中間時代(日本は弥生時代です)
現行の西洋歴は、イエス様の誕生を紀元元年としましたが、歴史家ヨセフスによると、イエス様の誕生はBC5年末かBC4年初頭とされています。イエス様誕生前約430年間を中間時代といい、預言者の活動がない、沈黙の時代でした。
①ペルシャ時代BC430~332年 
②ギリシャ時代BC331~167年
③独立(マカベア)時代BC167~63年
④ローマ時代BC63~キリスト在世時代
神様はキリスト降誕のために時代環境を整えられました。

1)ギリシャ語が世界共通語になる アレキサンダー大王によるギリシャ語の強要、新約聖書の執筆と編纂、ギリシャ文化(精神文化の啓蒙)
2)世界の治安維持と道路網の整備 ローマ共和国による治安維持、「すべての道はローマに通ず」、旅行や思想の普及
3)ユダヤ人が世界中に離散 ユダヤ人は各地に会堂を建て、聖書を読み、メシアを待望していた。

2.メシアを待望
中間時代、イスラエルは強国からの支配を受けていました。中でも、BC168年のアンティオコス・エビファネス王の恐怖政治はユダヤ人を激しく迫害しました。神殿冒涜、礼拝・割礼の禁止、聖書写本の焚書、写本所有者の処刑、ユダヤ人の奴隷売買、棄教の強要など。そして、ついにマカベヤの反乱が起こり、一時的に独立を果たしました。その後、帝政ローマに支配される中、イスラエルに勝利と平和と栄光の政治的独立をもたらす偉大な王を待望していました。しかし、メシアであるイエス様は、赤ん坊として誕生し、柔和でロバに乗って入城され、十字架の死と復活によってイスラエルに慰めをもたらされました。
私たちは、自分のメシアを探し求めて彷徨っていましたが、神様が私たちを捉え、イエス様のもとに導いて下さいました。

イエスは言われた。・・・『父が与えてくださらないかぎり、だれもわたしのもとに来ることはできない。』ヨハネ 6:65

3.日々待ち望む
イエスは彼らに言われた。「わたしの食べ物とは、わたしを遣わされた方のみこころを行い、そのわざを成し遂げることです。   ヨハネ 4:34

イエス様は、毎日ひとりで静かなところへ行って、父なる神様とお祈りによって交わりの時を持っておられました(マルコ1:35)。なぜなら、イエス様の生きる目的は、父なる神様のみこころを行うことだったからです。
私たちは、毎日何を待ち望んでいるでしょうか。自分の利益や満足や賞賛ではなく、神様のみこころが成ることを一番に待ち望めたら何と幸いでしょうか。
イエス様が神でありながら、へりくだって人となって来て下さり、私たちの救い主となって下さったことを隣人にお知らせしましょう。

御国が来ますように。みこころが天で行われるように、地でも行われますように。 マタイ 6:10

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