「キリストを知る」(礼拝メッセージ2020/06/28)

永遠のいのちとは、ただひとりの、真の〈実在する〉神であるあなたを知る〈認める、認識する、親しく知る、理解する〉こと、また、〔同様に〕あなたが遣わされた者イエス・キリスト〈油そそがれたかた、メシヤ〉〔として〕を知ることです。 ヨハネ 17:3(詳訳)

イエス様はご自分の生涯においてすべてのことをやり遂げ、最後の晩餐の席で間もなく訪れる十字架の死の意味について説明されました。その後、父なる神様に向かって大祭司として執り成しの祈りを始められました。ヨハネの福音書17章は「大祭司の祈り」と呼ばれています。ここで、①ご自分のため(1~5節)②弟子たちのため(6~19節)③これから救われてくる人々のため(20~26節)に祈られました。イエス様は大祭司として何を祈られ、私たちに何を与えられたのでしょうか。

1.キリストを知る
神は・・・キリストを死者の中からよみがえらせ、・・・すべての支配、権威、権力、主権の上に、・・・置かれました。エペソ1:20,21

父なる神様は、イエス様の十字架の死と復活によって、すべてを支配する権威をイエス様にお与えになりました。それは、イエス様を救い主と信じる人々に、罪の赦しにより永遠のいのちを与えるためでした。
永遠のいのちとは、父なる神様と救い主イエス様を知ることです。「知ること」とは「継続的に増大する経験」を指します。父なる神様を知るにはイエス様を通さなければなりませんし、イエス様を知ることは、聖霊様とみことばによります。

2.弟子たちのための祈り
彼らをお守りください。わたしたちと同じように、彼らが一つになるためです。ヨハネ 17:11

イエス様は「弟子たちは父なる神様のもので、父なる神様がイエス様に下さった人たちです。彼らをこの世から取り去るのではなく、悪い者から守ってくださるように。イエス様がこの世のものでないように、彼らもこの世のものではない。」と言われ、次のように祈られました。
①彼らが一つとなるために、彼らをお守りください。
②真理(みことば)によって彼らを聖別してください。

3.私たちのための祈り
わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。ヨハネ17:22

イエス様は「父なる神様とイエス様が一つであるように、彼らも一つとなるように。イエス様がいるところに彼らもいるように。」と祈られました。
また、世界が「父なる神様がイエス様を遣わされたこと、父なる神様がクリスチャンを愛されていること」を知るようにとも祈られました。
「一つ」とは、父なる神様とイエス様の間にある「目的と意図」の一致であり、生命的・人格的・相互内住的な一致です。これは神様からの賜物の「愛」と主イエス様の栄光を仰ぎ見続けることによって成就します。

わたしに仕えるというのなら、その人はわたしについて来なさい。わたしがいるところに、わたしに仕える者もいることになります。ヨハネ12:26

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