本当の弟子となる(礼拝メッセージ2010/12/26)

  イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」
                                          マタイ 28:18~20
 
 今年も今日が最後の礼拝になります。今年一年を振り返ってどんな感想をお持ちでしょうか。主に感謝することはどんなことでしょうか。
 今日のみことばは「弟子」です。私たちはイエス様を信じさせていただいてイエス様の弟子にさせていただきました。私たちは、「イエス様を信じて洗礼を受け、クリスチャンになった。」のではありません。イエス様の大宣教命令は、「弟子」となった者に洗礼を授けることであり、信じた者を弟子にすることが目的です。
 今年一年、私たちはイエス様の弟子として歩んできたでしょうか。自分のことを第一にして、イエス様に仕えることを二の次にしてこなかったでしょうか。自分のプライドを保つことを第一にしてイエス様に従うことによって恥を受けることを避けてこなかったでしょうか。

 そこで、弟子たちのうちの多くの者が、これを聞いて言った。「これはひどいことばだ。そんなことをだれが聞いておられようか。」しかし、イエスは、弟子たちがこうつぶやいているのを、知っておられ、彼らに言われた。「このことであなたがたはつまずくのか。それでは、もし人の子がもといた所に上るのを見たら、どうなるのか。                ヨハネ 6:60~62

 あるイエス様の弟子たちは、イエス様の言われることを受け入れられませんでした。自分の考えと合わないのでイエス様から心も居場所も離れてしまいました。

 そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」                                              ヨハネ 8:31,32

 なんと、イエス様を信じたと思ったユダヤ人たちは、イエス様のみことばに従いきれずに反発し、イエス様を殺そうとしていました。信仰深く見えても自分の考えと相容れなければ相手を抹殺してしまおうとするのが罪人の考えることです。

 あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるのです。                      ヨハネ 15: 8

 私たちは、イエス様のことばを素直に受け入れ、自分の考えと違う点があれば悔い改めて、イエス様の本当の弟子になることができます。そのことを心から求めましょう。
 考えられないことに私たちがイエス様の弟子になることによって父なる神様が栄光を受けられるのです。大変光栄なことです。イエス様に感謝します。

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