元旦礼拝メッセージ要約「主のいつくしみ」(2021/01/01)

 

主はいつくしみ深い。
主に望みを置く者、主を求めるたましいに。
主の救いを静まって待ち望むのは良い。
人が、若いときに、くびきを負うのは良い。
それを負わされたのなら、ひとり静まって座っていよ。
口を土のちりにつけよ。
もしかすると希望があるかもしれない。
自分を打つ者には頬を向け、十分に恥辱を受けよ。
主は、いつまでも見放してはおられない。
主は、たとえ悲しみを与えたとしても、
その豊かな恵みによって、人をあわれまれる。
主が人の子らを、意味もなく、苦しめ悩ませることはない。
哀歌 3:25~33

昨年2020年は、新型コロナで始まり、新型コロナで終わった1年でした。今までの生活様式、考え方、価値観、家族関係、人との付き合い方など、様々な面で再考を迫られる年でした。
家族や友人と自由に会うことができないストレス、学業や就業の面での変化、失業や収入減で生活が立ち行かなくなった方々、医療従事者の疲弊、そして、自殺者の増加。今まで自分たちが意識せずに依存していたものが、もろくも崩れ去ってしまったかのようです。
聖書には、私たちが立ち返るべきお方、揺るぐことがない信頼すべきお方の呼びかけがあります。

1.主に望みを置く幸い
天地万物を創造されたお方、あなたと私を創造され、いのちを与えておられるお方は、すべての造られたものと聖書(みことば)と救い主イエス様を通して、ご自身を現しておられます。
私たちの造り主であられる主は、ご自身を求め、信頼する者にいつくしみを示してくださいます。

2.主の御前に静まる幸い
順境の日には幸いを味わい、
逆境の日にはよく考えよ。
これもあれも、神のなさること。
後のことを人に分からせないためである。
伝道者の書 7:14

人は物事が順調に進んでいるときは、あまり深く考えることをせずに自分の実力を過信したり、周囲の人々の助けや恩恵も忘れて有頂天になりやすいものです。
逆境はあって欲しくないもの、できれば避けたいものですが、そのときに初めて自分の足りなさ、愚かさ、罪深さ、周囲の人々の温かさ、自分の存在を支えてくださっている創造主の偉大さ、救い主イエス様の愛とあわれみと恵みの深さを知ることができます。
 
3.主のくびきを負う幸い
わたしは心が柔和でへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすれば、たましいに安らぎを得ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。   マタイ 11:29,30
 
救い主イエス様は、神様(創造主)でありながら、私たちを救うために私たちと同じ人間になってくださいました。私たちが経験してきたあらゆる嫌な経験も経験され、私たちのすべての苦しみや大変さをご存じです。
十字架上で私たちのすべての罪を負ってくださった主イエス様のくびきを負って、イエス様から学びながら歩む歩みにこそ真の平安があります。
 
4.主に祈れる幸い
あなたがたの中に苦しんでいる人がいれば、その人は祈りなさい。喜んでいる人がいれば、その人は賛美しなさい。  ヤコブの手紙 5:13
 
思わず笑顔が爆発して叫んでしまうような喜びの時も、自分以外のすべての者から見放されてしまったような苦しみの時も、主に信頼して祈れる幸いが与えられています。
私たちの救いのために十字架で愛を示し、よみがえられたイエス様の計り知れない愛は決して変わりません。
「主は、私たちを意味もなく、苦しめ悩ませることはない」と言われます。そこには私たちを矯正し、訓練し、人として成長させ、主の役に立つ者へと変えてくださる主の不思議な御計画が隠されています。心から安心して頼れるお方がいらっしゃるということはこの上ない幸せです。
 
この新しい一年、さらに主イエス様に仕えさせていただき、主にとって役に立つ者にさせていただきましょう。

 

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