「初めの愛から」(聖日礼拝メッセージ 2021/03/21)

 黙示録は、AD96年頃にパトモス島に流刑になっていたヨハネが、主から象徴的表現と幻により与えられた未来に関する預言の書です。7つの教会へのメッセージ、大患難時代、最後の審判、イエス様の最終的勝利、新天新地などについて記されています。
 当時の兄弟姉妹は、皇帝崇拝を強要するローマ帝国の激しい迫害下にあり、イエス様の再臨に対する強い期待がありました。その兄弟姉妹に対して、これから起こる出来事と神様は歴史の支配者、審判者、勝利者、すべてを刷新されるお方であることが示され、励ましが与えられています。
 黙示録は象徴的表現ゆえに内容や時間的解釈に様々な説があります。神様はすべてを支配しておられますので、興味本位なものや1つの説に捕らわれずに、聖書の主張に耳を傾けて、堅実な信仰生活を送りましょう。

1.永遠の主
 神である主、今おられ、昔おられ、やがて来られる方、全能者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」黙示録1:8(イザヤ 9:6)

 黙示録には、覆い隠されていた将来の事柄が、救い主・全能者・永遠から永遠に存在されるイエス様によって解き明かされたと記されています。時が近づいているのでこれを読み、これを守る者は幸いです(黙示録1:3)。

2.7つの教会へ
 しかし、私にはあなたについて〔責めなければならない〕この〔一つの〕事がある。あなたは初めに持っていた愛から離れて〈それを捨てて〉しまった《あなたの初めの愛〔である私〕を捨ててしまった》。それゆえ、あなたがどんな高い所から落ちたかを思い起こしなさい。悔い改めて〈神のみこころにかなうためにうちなる人を変えて〉、あなたが以前に〔はじめて主を知った時に〕なしたわざをしなさい。  黙示録 2:4,5(詳訳)

 イエス様は、エペソ教会をはじめ7つの教会に大切な使信を送られました。最も大切なイエス様ご自身を捨てて心が離れてしまっているエペソ教会の兄弟姉妹には、初めの行いに立ち返るように命じています。

3.7つのさばき
 神と子羊の御怒りの、大いなる日が来たからだ。だれがそれに耐えられよう。 黙示録 6:17
 御座の中央におられる子羊が彼らを牧し、・・・神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。黙示録 7:17

 7つの封印によって閉じられていたさばきの書物は、イエス様によって封印が解かれました。7つの封印、7つのラッパ、7つの鉢によって、イエス様を信じず、愛さず、従わなかった者には死と災いとさばきがもたらされますが、イエス様に対する信仰を守り、愛し、従う者は、守られて永遠の安息に入れられます。イエス様は再臨され、天地は刷新されます。

 天地は消え去ります。しかし、わたしのことばは決して消え去ることがありません。ただし、その日、その時がいつなのかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。父だけが知っておられます。マルコ 13:31,32

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