今日は「実を結ぶ人」がテーマです。すばらしいみことばが与えられていても、受け入れ方によっては大きな差が現れます。聖書は、実を結ばない者や悪い実を結ぶ者にならないで、クリスチャンとして成長して、豊かに良い実を結ぶ者になるように命じています。良い実とはどのようなもので、どうしたら豊かに結ぶことができるのでしょうか。
1.色々なケースがある
良い地にまかれたものとは、みことばを聞いて悟る者で〈理解する者で〉、真に実を結ぶに至る者のことであり、ある人はまかれたものの百倍、ある人は六十倍、ある人は三十倍を生ずる」。マタイ 13:23(詳訳)
イエス様は、種まきのたとえを話されました。同じ種がまかれてもそれを受け入れる側の受け入れ方によって、結果が全く違ってきます。
道端、岩地、茨の間に落ちた種は実を結びませんでしたが、良い地に落ちた種は、豊かな実を結びました。
2.良い実とは何か
御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものに反対する律法はありません。 ガラテヤ 5:22,23
それでは、私たちが結ぶべき良い実とはどのようなものでしょうか。それは、聖霊様の実であり、さらに以下のものです。
①父なる神様が栄光をお受けになる。②自分と隣人が祝福を受ける。
③隣人および多くの人々の救い
3.豊かに良い実を結ぶには
私はぶどうの木であり、あなたたちはその枝である。私のうちに住み、私がその人のうちに住む者は、多くの〈豊かな〉実を結ぶ。しかしながら、あなたたちは私から離れては〈私との生命的な結合から切り離されては〉何をすることもできない。ヨハネ 15:5(詳訳)(ローマ 11:21~23)
下に根を張り、上に実を結ぶ。イザヤ 37:31
豊かに良い実を結ぶためには、良く耕された柔らかい受け入れる心で、種であるみことばを受け止めて、順調に発芽・発育させることが必要です。 熱心にイエス様ご自身とみことばを求め、幹であるイエス様に枝としてしっかり結びつき、神様のいつくしみの中にとどまり、みことばに根を下ろしていきましょう。
私たち一同も、なくてならないもののために、正しい仕事に励むように教えられなければなりません。それは、実を結ばない者にならないためです。テトス 3:14(新改訳第三版)
あなたがたはあらゆる熱意を傾けて、信仰には徳を、徳には知識を、知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。これらがあなたに備わり、ますます豊かになるなら、私たちの主イエス・キリストを知る点で、あなたがたが役に立たない者とか実を結ばない者になることはありません。Ⅱペテロ 1:5~8
さらに、基本的なこととして、正しい仕事に励むこと、熱心に信仰、徳、知識、自制、忍耐、敬虔、兄弟愛、愛を求めることです。