「困った時の祈り」(聖日礼拝メッセージ 2022/02/13)

 今日のテーマは、Ⅷ.祈り「38.困った時の祈り」です。イエス様は、人生最大のピンチである十字架の死を目前にしてゲッセマネの園で祈られました。私たちは、困った時、ピンチの時にどのように祈ればいいのでしょうか。困った時の祈りについて考えましょう。

1.みこころがなるように
 父よ、みこころなら、この杯をわたしから取り去ってください。しかし、わたしの願いではなく、みこころがなりますように。・・・イエスは苦しみもだえて、いよいよ切に祈られた。汗が血のしずくのように地に落ちた。ルカ 22:42~44

 イエス様は、最大のピンチを迎えて、できればこの十字架、すべての人々の罪咎を負う厳しさ、痛みと苦しみと死の恐怖、愛する父なる神様から切り離される辛さから逃れられないだろうか、と切実な思いで父なる神様に祈られました。しかし、イエス様は、お父様のみこころが優先されますようにと、すべてを委ねられました。これは、父なる神様への愛と信頼です。イエス様は、父なる神様がおっしゃった「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」(マタイ 3:17)ということばを心に留めておられました。イエス様は、私たちと同じ経験をされたので、私たちの厳しい状況をよく理解してくださいます。

 私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです。へブル 4:15

2.脱出の道
 神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練に合わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。Ⅰコリント 10:13

 神様は、私たちがどの程度の試練に耐えられるか、どんなに弱いか、どんな信仰を持っているのか、これらすべてをご存じの上で、適度な試練と脱出の道を備えてくださいます。「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」(マタイ 3:17)ということばを信じて、自分の欲望ではなく、神様のみこころ、みことばを優先する道を祈り求めましょう。

3.とりこし苦労
 ・・・あなたがたのうちだれが、心配したからといって、少しでも自分のいのちを延ばすことができるでしょうか。・・・まず神の国と神の義を求めなさい。・・・それに加えて与えられます。・・・明日のことまで心配しなくてよいのです。マタイ 6:25~34

 そこで陥りやすいのがとりこし苦労です。過ぎ去ったことやこれからどうなるかわからないことに囚われて、ああでもないこうでもないと考え込んでしまうことです。私たちのために十字架で死なれ、よみがえられたイエス様の愛と力を信じてゆだね、心から主に叫びましょう。

 聞いてください 主よ。私が呼ぶこの声を。
 私をあわれみ 私に答えてください。 詩篇 27:7

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