「知恵を愛する人」(聖日礼拝メッセージ 2022/06/19)

 今日は「父の日」です。聖書は、親を大切にし、親の恩に報いることを命じています。それは、私たちが平和で幸いな生涯を送る最も基本的なことだからです。

1.知恵を愛する人
 主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟ることである。箴言 9:10(ヨブ 28:28)

 知恵の初め それは主を恐れること。これを行う人はみな賢明さを得る。主の誉れは永遠に立つ。詩篇 111:10

 聖書は、「知恵を愛する人は、その父を喜ばせる。箴言 29:3」と教えていますが、知恵とは、勉強ができて知識がある人のことではありません。創造主、救い主、さばき主、絶対者である神様を恐れ、信じる人です。その人は、本当の意味で父親を喜ばせる生き方ができます。

2.父なる神様
 イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると見よ。天が開け、神の御霊が鳩のようにご自分の上に降って来られるのをご覧になった。そして、見よ、天から声があり、こう告げた。「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」マタイ 3:16,17(マタイ 17:5)

 父よ。あなたがわたしのうちにおられ、わたしがあなたのうちにいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちのうちにいるようにしてください。あなたがわたしを遣わされたことを、世が信じるようになるためです。ヨハネ 17:21

 父なる神様は、心からイエス様を愛しておられました。イエス様もまた父なる神様を心から愛し信頼しておられました。その親しいご関係の中に私たちをも招き入れてくださいました。私たちは、イエス様と同様に、父なる神様を天のお父様とお呼びすることができます。

 私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたにありますように。ローマ 1:7(Ⅰコリント 1:3、ピレモン 3)

3.父親への感謝
 私たちは、神様を知り、イエス様の救いをいただきました。ですから、父親を悲しませる生き方ではなく、父親を喜ばせる生き方ができる者に変えられました。自分は、クリスチャンだからとプライドを捨てられずに高慢になって人をさばく者ではなく、父なる神様とイエス様によって、命がけで愛され、罪からの救いをいただいた者として、父親を愛し、父親に感謝して服従し、へりくだって歩みましょう。

「愛し得るということは すべてをなし得ることである。」(チェーホフ ロシアの作家)

 愚か者は自分の父の訓戒を侮る。叱責を大事にする者は賢くなる。箴言15:5

タイトルとURLをコピーしました