「右にも左にも」(聖日礼拝メッセージ 2022/10/16)

 今日の人物は「ヨシヤ王」です。ヨシヤ王は8歳で王となり、BC641~609の31年間南王国ユダを治めました。彼は、16歳で神様を信じ始め、20歳で国中の偶像を破壊する大宗教改革を行い(バビロン捕囚BC585の約30年前)26歳で主の宮を修復するように命じました。彼は、父祖ダビデの道を歩み続け、右にも左にもそれませんでした。

1.ヨシヤ王の信仰
 マナセは十二歳で王となり、・・・主の目に悪であることを行った。・・・そこで主は、・・・マナセを・・・バビロンへ引いて行った。・・・こうしてマナセは、主こそ神であることを知った。Ⅱ歴代誌 33:1~20

 アモンは・・・その父マナセがへりくだったようには、主の前にへりくだらず、かえって、このアモンは罪過を増し加えた。 Ⅱ歴代誌 33:21~25

 ヨシヤ王の祖父マナセは、主の宮に偶像の祭壇を築いたり、子どもに火の中をくぐらせ、占いや呪術をして主の目に悪を行いました。主が彼をバビロンへ捕囚としたとき、彼は悔い改めて帰国後偶像を一掃しました。しかし、その子であるアモンは、また偶像礼拝に逆戻りして悔い改めることはありませんでした。アモンの子であるヨシヤは、若い頃から主を求め、父の築いた偶像を一掃しました(Ⅱ歴代誌 34:1~7)。

2.みことばの衝撃
 王は律法のことばを聞いた時、自分の衣を引き裂いた。Ⅱ歴代誌 34:19

 主の宮で見つかった契約の書のことばをすべて彼らに読み聞かせた。・・・主の前に契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、いのちを尽くして主の命令と証しと掟を守り、この書物に記されている契約のことばを行うことを誓った。Ⅱ歴代誌 34:30,31

 ヨシヤは、主の宮を修理するための工事中にモーセの律法の書を見つけ、その内容に衝撃を受けました。自分たちが主のことばを守らず、律法が命じていることを行わなかったために、主の憤りが下っていたからです。
 彼はすべての国民に契約の書を読み聞かせて、主との契約を守ることを誓わせました。その後、サムエルの時代以来約400年間途絶えていた過越の祭りが行われました。

 3.ぶれない歩み
 あなたがたは、あなたがたの神、主が命じられたとおりに守り行いなさい。右にも左にもそれてはならない。申命記 5:32

 ヨシヤは、律法の書にあるみことばに立ち返り、それに従順になりました。祖父マナセの信仰と父の生き方を伝え聞いていたのでしょう。彼は、主のみこころを求め続け、主に従うことを人生の柱としていました。
 私たちの歩みもみことばと信仰と従順によって確かなものとされます。

 人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、主が人の歩みを確かにされる。箴言 16:9

 罪人たち、手をきよめなさい。二心の者たち、心を清めなさい。ヤコブ 4:8

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