「イエスの十字架」(イースター礼拝メッセージ 2024/03/31)

 今日は新約聖書の出来事18「ゴルゴダへの道」です。イエス様は祭司長らに捕らえられ、不当な裁判で十字架刑を宣告され、刑場まで十字架を担がされて悲しみの道(ドロローサ)を歩まれました。
 それから三日目にイエス様は死からよみがえられました。今日はイースター(復活日)です。イエス様の犠牲に感謝し、復活を喜びましょう。

1.ゴルゴダへの道
 兵士たちは、通りかかったクレネ人シモンという人に、イエスの十字架を無理やり背負わせた。彼はアレクサンドロとルフォスの父で、田舎から来ていた。彼らはイエスを、ゴルゴダという所(訳すと、どくろの場所)に連れて行った。マルコ 15:21,22
                    (ゴルゴダ:ヘブル語、カルバリ:ラテン語)

 イエス様は、ゲッセマネの園で捕らえられて大祭司⇒ピラト⇒ヘロデ⇒ピラトとたらい回しにされ、最後はピラトの前で鞭を打たれて十字架刑を宣告されました。イエス様は体力的に限界に来ていたため、十字架はクレネ人シモンが負わされました。

 「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。マタイ 16:24

2.十字架上のイエス様
 そして三時に、イエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」訳すと「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。    マルコ 15:34(詩篇 22:1)

 イエス様は十字架上で7つのことばを発せられました。①死刑執行人への執り成し、②悔い改めた強盗への約束、③母マリアへの配慮、④罪のさばきを受けられたことば「わが神、わが神、・・・」(マルコ 15:34)、⑤「わたしは渇く」、⑥救いの完成「完了した。」、⑦霊を渡す「父よ、わたしの霊をあなたの御手にゆだねます。」と言われました。
 イエス様は、私たちの罪の身代わりとなって、父なる神様から見捨てられ、人々からも見捨てられました。そこに私たちの救いがあります。

 神は、罪を知らない方を私たちのために罪とされました。それは、私たちがこの方にあって神の義となるためです。Ⅱコリント 5:21(ガラテヤ 3:13)

3.イエス様のよみがえり
 その後イエスは、十一人が食卓に着いているところに現れ、彼らの不信仰と頑なな心をお責めになった。よみがえられたイエスを見た人たちの言うことを、彼らが信じなかったからである。マルコ 16:14

 イエス様は預言のとおりに肉体をもって死からよみがえられました。よみがえりは、イエス様が私たちの身代わりにすべての罪と咎を十字架で処分してくださったこと、罪と死と悪魔が敗北したこと、私たちが神様の前に義と認められ、救われて永遠のいのちが与えられたことを表しています。

 私たちの主イエスを死者の中からよみがえらせた方を信じる私たちも、義と認められるのです。主イエスは、私たちの背きの罪のゆえに死に渡され、私たちが義と認められるために、よみがえられました。ローマ 4:24,25

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