「信仰による救い」(聖日礼拝メッセージ 2021/08/18)

 今日は使徒の働き19「第2回伝道旅行(ピリピ)」です。パウロとバルナバは第1回伝道旅行で開拓した教会を訪ねるため、第2回伝道旅行に出発しようとしました。しかし、前回中途離脱したマルコを同行させるかどうかで意見が合わず、パウロはシラスと陸路で第2回伝道旅行へ、バルナバはマルコとキプロスへ伝道に出かけました。パウロとシラスは、聖霊様に導かれてギリシアまで宣教を拡大しました。

1.ピリピまでの行程
 「さあ、先に主のことばを宣べ伝えたすべての町で、兄弟たちがどうしているか、また行って見て来ようではありませんか。」使徒 15:36

 パウロは幻を見た。一人のマケドニア人が立って、「マケドニアに渡って来て、私たちを助けてください」と懇願するのであった。使徒 16:9

 パウロはデルベ経由でリステラに行き、テモテと出会い、彼とともに町々を巡ってエルサレム会議の決議を伝えて兄弟姉妹の信仰を励ましました。パウロはさらにアジアで伝道しようとしましたが、2度も聖霊様によって止められました。トロアスまで来た時パウロは懇願するマケドニア人の幻を見て神様の導きと確信して、サモトラケ島を経由しネアポリスに上陸し、ピリピ(ピリッポイ)に到着しました。ここで紫布の商人リディア家族が信じてバプテスマを受けました。

2.獄中での出来事
 すると突然、大きな地震が起こり、牢獄の土台が揺れ動き、たちまち扉が全部開いて、すべての囚人の鎖が外れてしまった。目を覚ました看守は、牢の扉が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったものと思い、剣を抜いて自殺しようとした。使徒 16:26,27

 その後、パウロが祈り場に行く途中で出会った占いの霊に憑かれた若い女奴隷を悪霊から解放すると、女奴隷の主人たちが怒って二人を捕らえ、長官に訴えました。長官たちは二人をムチで打ち、足かせをはめて投獄してしまいました。しかし、真夜中に地震が起こりすべての囚人の鎖が外れ、牢の扉が開いてしまいました。絶望した看守が自害しようとした時、パウロはそれを止めて福音を語り、看守の家族全員がイエス様を信じてバプテスマを受けました。

3.信仰による救い
 二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」使徒 16:31(申命記24:16)

 このみことばは、一人が信じれば自動的に家族全員が救われるという約束ではありません。一人ひとりがイエス様を自分自身の救い主と信じると救われます。救いは神様からの賜物(プレゼント)です。肉の行いによって救いは与えられず(ガラテヤ 5:19~21)、キリストを信じる信仰によって与えられます。(ローマ 4:16、8:1~4、Ⅰペテロ 1:5)

 この恵みのゆえに、あなた方は信仰によって救われたのです。それはあなたがたから出たことではなく、神の賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。エペソ 2:8,9

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