「恐れずに語り続けよ」(聖日礼拝メッセージ 2024/09/08)

 今日は使徒の働き22「第2回伝道旅行4(コリント)」です。パウロはアテネを去りコリントにやって来ました。コリントではイタリアから来たアキラ・プリスキラ夫婦と共に天幕作りをしながら宣教を続けました。ここでもユダヤ人の反対者が現れましたが、主の励ましによって1年半以上福音を語り続けて教会の礎を築き、その後アンティオキアに戻りました。

1.偶像の町コリント
 会堂司クリスポは、家族全員とともに主を信じた。また、多くのコリント人も聞いて信じ、バプテスマを受けた。使徒 18:8

 コリントはアテネの西70kmにある重要な商業都市・東西貿易の要衝でした。ローマ時代は富と贅沢と不道徳の都市で「コリント=性的不道徳と酩酊」と言われるほど堕落した町となり、BC2世紀には自由市民30万人に対して奴隷が46万人おり、1千人の神殿娼婦が異教(女神アフロディテ)の礼拝儀式で活動していました。そんな町にも神の民がたくさんおり、多くのコリント人が信じてバプテスマを受けました。

2.テントメーカー・説得者 パウロ
 ・・・彼らの職業は天幕作りであった。パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人やギリシア人を説得しようとした。使徒18:3,4

 そこで、パウロは一年六か月の間腰を据えて、彼らの間で神のことばを教え続けた。使徒 18:11

 パウロは、教会に負担をかけまいと天幕作りで生計を立てながら宣教活動をしていました。安息日には会堂でユダヤ人にも異邦人にも福音を伝えて彼らを説得しようとしました。多くの人たちが信仰に入り、コリント教会の礎が据えられました。しかし、ここでもユダヤ人たちが反抗してパウロを訴えましたが、パウロは主に励まされて宣教を続けました。
 
3.恐れないで語り続けよ
 ある夜、主は幻によってパウロに言われた。「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるので、あなたを襲って危害を加える者はいない。この町には、わたしの民がたくさんいるのだから。」使徒18:9,10

 私は、ギリシア人にも未開の人にも、・・・負い目のある者です。・・・私は福音を恥としません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、信じるすべての人に救いをもたらす神の力です。ローマ 1:14~16(Ⅰコリント 9:16)

 パウロは幾度も命の危険に遭いながら福音を伝え続けました。あなたは今年、何人に、何回、福音を伝えたでしょうか。私たちは、何を恐れて福音を伝えることに躊躇してしまうのでしょうか。神様は「この町にもわたしの民がいる。恐れないで語り続けなさい。」と命じておられます。
 
 ですから、だれでも人々の前でわたしを認めるなら、わたしも、天におられるわたしの父の前でその人を認めます。しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、わたしも、天におられるわたしの父の前で、その人を知らないと言います。マタイ 10:32,33

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