湖は吹きまくる強風に荒れ始めた。こうして、４、５キロメートルほどこぎ出したころ、彼らは、イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて来られるのを見て、恐れた。しかし、イエスは彼らに言われた。「わたしだ。恐れることはない。」それで彼らは、イエスを喜んで舟に迎えた。舟はほどなく目的の地に着いた。 ヨハネ 6:18～21（マタイ14:22～34、マルコ6:45～52）
弟子たちは暗闇の中の航海で嵐に遭い、無事に向こう岸へ渡れるか心配しました。さらにイエス様が湖の上を歩いて来られたので恐怖を覚えました。人は弱いものでいろいろなことを恐れ心配します。また、自分の領域を守ろうと頑なになり、それを侵害するものを恐れ退けようとします。私たちが恐れるものには次のようなものがあります。
１）突然の恐怖、災害、災難、超自然的なこと
２）サタン・悪霊・罪・病気・死
３）人の評価、仕打ち、態度
４）老後の生活
５）ライフスタイル、計画、思惑、考え方を正されること
イエス様はみことばによって、力強い約束を与えて下さっています。
１）私たちと共におられる （ヨシュア1:7～9、マタイ28:20、使徒18:10）
２）十字架と復活による勝利 （ローマ8:37、Ⅰコリント15:54～57、Ⅰヨハネ5:4）
３）創造者、審判者、救い主、権威者 （コロサイ1:16、使徒10:42、ピリピ3:20、エペソ1:20～23）
人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる。 箴言 29:25（ルカ 12: 4）
私たちは、目に見える状況に翻弄されイエス様やみことばに対して不信仰になり、自分の生活に固執するあまりイエス様に委ねきれずに不従順になって、恐れに支配されてしまいます。しかし、イエス様が私たちの味方であるなら、私たちは何を恐れる必要があるでしょうか。すべてを解決して勝利を得て下さった方が、今から永遠まで共にいて下さいます。喜んで委ねてみこころを行わせていただきましょう。
私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。 ローマ 8:31～39
