「目の前の出来事と信仰」(礼拝メッセージ2013/12/15)

 神はモーセに告げて仰せられた。「わたしは主である。わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに、全能の神として現われたが、主という名では、わたしを彼らに知らせなかった。またわたしは、カナンの地、すなわち彼らがとどまった在住の地を彼らに与えるという契約を彼らに立てた。今わたしは、エジプトが奴隷としているイスラエル人の嘆きを聞いて、わたしの契約を思い起こした。それゆえ、イスラエル人に言え。わたしは主である。わたしはあなたがたをエジプトの苦役の下から連れ出し、労役から救い出す。伸ばした腕と大いなるさばきとによってあなたがたを贖う。  出エジプト 6: 2~6

 モーセは、幼児の時に不思議な方法で命を助けられ、王の娘の子として育てられました。同胞のイスラエル人を救うために殺人者になってしまい、逃亡してミデヤン人の中で暮らすようになりました。80歳の時に主から同胞を救うように召しを受け、兄アロンと共に同胞(出エジプト4:29~31)と王パロ(出エジプト5:1~4)に主のことばを告げました。
 しかし、パロはモーセのことばを聞いて、更にイスラエル人への苦役を厳しくしました(出エジプト5:6~18)。その結果、イスラエル人も最初は喜んで主を礼拝したにもかかわらず(出エジプト4:30,31)モーセのことばに耳を傾けなくなりました(出エジプト5:20,21)。

 主はモーセに仰せられた。「見よ。わたしはあなたをパロに対して神とし、あなたの兄アロンはあなたの預言者となる。・・ ・・・・わたしが手をエジプトの上に伸ばし、イスラエル人を彼らの真ん中から連れ出すとき、エジプトはわたしが主であることを知るようになる。」      出エジプト 7: 1,5

 しかし、主は根気良くモーセとアロンにみことばを与えて励まします。二人をパロの前に神様の代弁者とすると言われました。エジプトに対して神様ご自身を証するためです。
 私たちも主のみことばと約束を心から信じて受け入れ、神様の証し人となりましょう。目の前の現象、不利な出来事、利己心にではなく、みことばにこそ目を留めましょう。
 
私は鎖につながれて、福音のために大使の役を果たしています。エペソ 6:20(Ⅱコリント5:20)

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