私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください。 マタイ6:13
主の祈りの第6の祈りは、「試みに会わせないでください。」という祈りです。しかし、聖書の他の箇所では、「試練」の大切さについて述べています。一見矛盾と思えるその理由については、他の訳を見ると分かり易いと思います。
私たちを誘惑に陥れないで〈連れ込まないで〉、悪い者から私たちを救い出してください。 マタイ6:13(詳訳聖書)
人生のいろいろの試練が霊的誘惑の機会とならないよう、私たちに必要な力をお与えください。 マタイ6:13(タスカーの意訳)
1.試み・試練は私たちの霊的成長にとても大切なものですが、信仰から離れてネガティブに捉えてしまうと、霊的誘惑に陥ってしまいます。
2.「試み、試練、訓練」は良いものを与えます。
①正しい道に導く。整える。
②自分の弱さ、高慢、不信仰さを知る。
③神様への誠実さと従順を試される。
④ますますイエス様にたよる。 (ローマ5:2~5、Ⅰペテロ1:6,7)
私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。 ヤコブ1:2~4
3.「試練」は、絶望ではなく主の恵みを経験する希望です。私たちがいくら落ち込んだとしても、主は更に深いところから支えてくださいます。
あなたがたの会った試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。 Ⅰコリント 10:13
主は倒れる者をみなささえ、かがんでいる者をみな起こされます。 詩篇145:14