「主のはしため」(礼拝メッセージ2017/12/17)

1.キリスト誕生の預言と待望

聖書では、最初にキリストがアダムの子孫、人間の子供としてこの世に来ることが予告されました。BC2,100年頃にはアブラハム―ユダヤ人―レビ族に生まれる、BC1,000年頃にはダビデ王の家系に生まれると示されました。BC750年頃、キリストは全人類の身代わりとなって死なれること、ベツレヘムで誕生することが預言されました。BC550年頃のダニエル書9章では、エルサレム再建の勅令(BC445/3/14ペルシャ:アルタクセルクセス王)から483年(69週×7年、ユダヤ暦1年=360日⇒173,880日)後に公に現れること(AD32/4/6:エルサレム入城)、釘づけにされること(ゼカリヤ書)が預言されていました。これらの預言によって、メシヤ誕生が待望されていました。

2.エリサベツの懐妊

主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」  ルカ 1:45

祭司ザカリヤとエリサベツ夫妻には子供がありませんでした。神殿で香をたく仕事をしていたザカリヤに天使ガブリエルが現れて、ヨハネの誕生を知らせます。高齢で出産をあきらめていた二人に、神様は男の子を授けられました。
ヨハネは主によって聖別された者(ナジル人)として、イエス様のための道備えをし、人々にキリストを示しました。
ザカリヤ:「主は覚えておられた」の意、エリサベツ:「わが神は誓い」の意、ヨハネ:「主はいつくしみ深い」の意

3.マリヤの懐妊
マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。   ルカ 1:38(1:48)

エリサベツとマリヤは親戚でした。きっとマリヤはエリサベツの懐妊の知らせを聞いていたので、天使ガブリエルのお告げを聞いた時に神様の御業と御心をすぐに受け入れて主をたたえたのでしょう。マリヤは同じ境遇のエリサベツを訪ねて3カ月間一緒に暮らしました。

自分を主のはしため(召使い)とし、みことばを信じ、我が身への成就を願った人は幸いです。

あなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る ヨハネ11:40

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