「主の祝福とは」(礼拝メッセージ2018/01/07)

見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」  創世記 28:15

ヤコブは父イサクと兄エサウをだまして神様の祝福を横取りし、母リベカの実家へ逃走して伯父ラバンの下に身を寄せました。その旅の途中で夢の中に、神様が現れて祝福を約束してくださいました。

私は昼は暑さに、夜は寒さに悩まされて、眠ることもできない有様でした。私はこの二十年間、あなたの家で過ごしました。十四年間はあなたのふたりの娘たちのために、六年間はあなたの群れのために、あなたに仕えてきました。それなのに、あなたは幾度も私の報酬を変えたのです。創世記 31:40,41

しかし、ずる賢い伯父ラバンは、何度もヤコブをだまして20年間働かせました。なぜ、ヤコブは神様が共におられながら、ここまで苦労の連続だったのでしょうか。一体、神様の祝福の約束をどう考えれば良いのでしょうか。

1.自分の行動の刈り取り

ヤコブとエサウの誕生の時に、神様はすでにヤコブが祝福されることを明らかにされていましたが、ヤコブは神様の時を待たずに、人間的な思いで祝福を得ようとして失敗しました。(創世記25:22,23,27~34,27:10,33~35、へブル12:16,17)

2.神様の祝福

神様は、ヤコブと共にあって、彼を守り、故郷に帰らせると約束されました。苦しい生活の中でも、神様に信頼して誠実に生きることを教え、色々な面(家族、財産、励ましと約束)で祝福して下さいました。(創世記31:42,32:9,10,24~28)

3.イエス様に似るように

神様の祝福とは、神様が都合の良いお方になって、私たちに楽をさせることではありません。誠実で信仰深く、忍耐強くて礼儀正しいイエス様に似た者にすることです。(Ⅱコリント3:18)

ヤコブは父や兄をだまして神様の祝福を奪い取るような者でしたが、霊的なことを軽んじたエサウとは違い、神様を信頼してみことばの約束を大切にし、神様に誓いを立てて果した人でした。(創世記28:16~22)

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