「ほえたける獅子のように」(礼拝メッセージ2018/02/25)

身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。  Ⅰペテロ 5: 8

ペテロはキリストの苦難の証人、やがて現われる栄光にあずかる者として、私たちに勧めのことばを残しました。それは、敵対者の存在、勝利者であるイエス様、クリスチャンとしての注意すべき点です。

1.敵対者である悪魔の存在

敵である悪魔は、クリスチャンの従順な信仰生活に攻撃を仕掛けてきて、破壊しようとします。悪魔は「中傷者(ヨブ1,2章)・誘惑者(マタイ4:1~11)・反逆者(Ⅱコリント4:4)」であり、「人を落胆、失望させ、偽りを言ってでも人を責める」(H.j.ションフィールド)者です。

この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです。 Ⅱコリント 4:4

2.悪魔が利用するもの

怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪魔に機会を与えないようにしなさい。盗みをしている者は、もう盗んではいけません。 エペソ 4:26~28

悪魔は私たちの不従順や罪から機会をうかがっています。

1)高ぶり  (Ⅰペテロ5:5,6)
2)思い煩い (Ⅰペテロ5:7)
3)霊的鈍感 (Ⅰペテロ5:8)

3.悪魔への対処方法

主イエス様は、愛と恵みと血によって私たちを救い出し、復活によって、すでに私たちを永遠の栄光の中に入れて下さいました(Ⅰペテロ5:9~11)。主イエス様に対する信頼が第一です

1)堅く信仰に立つ  
2)悪魔に立ち向かう
3)苦しみの中でも忍耐する

ペテロは、イエス様と祈っていたゲッセマネの園で爆睡し、裁判の時には3回も否定し、ユダヤ主義者を恐れて信仰に反する行動をとりました。しかし、最後は逆さ十字架で殉教しました。彼の勧めのことばは、経験に裏打ちされたものです。

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