「尊い信仰を受けた者」(礼拝メッセージ2018/10/28)

ペテロは、一度は保身のためにイエス様を三回も強く否定しました(マタイ26:69~75)。そんなペテロは初代教会のリーダーとして歩み続け、今、激しい迫害が迫る中、殉教を目の前にしてイエス様と信仰のすばらしさ、私たちの歩むべき道を示しています。

イエス・キリストの召使いであり、宣教者であるシモン・ペテロから、同じ信仰の持ち主である皆さんへ。ここで言う信仰とは、神であり救い主であるイエス・キリストから与えられたものです。それは、なんと尊いものでしょう。また、その信仰を与えてくださるキリスト様は、なんと正しく、なんと恵み深いお方でしょう。 Ⅱペテロ 1:1(LB訳)

1.イエス様の義による信仰

ペテロは自分のことを「イエス様のしもべ、召使い」と紹介しています。これは口先のことではなく、自分の醜さとイエス様のすばらしさを良く知っているゆえに出た言葉です。この計り知れない祝福を秘めた信仰は、自分の力ではなくイエス様の義によって与えられたものです。(ローマ5:1)

2.神様の平安をもっとほしい時

あなたがたも、神様のいつくしみと平安とを、もっとたくさんいただきたいと願うでしょう。それなら、もっと深くイエス・キリストについて学びなさい。キリスト様を知れば知るほど、その偉大な力を通して、神様に従う正しい生活を送るために必要な全てのものが、いただけるのです。 Ⅱペテロ 1:2,3(LB訳)

イエス様のことを学んで知ることによって、神様の恵みと平安、正しく生きるための力、栄光と品性が与えられ、この世の腐敗から守られます。

信仰は聞くことから始まります。聞くこととは、キリストについてのことばを通して実現するのです。ローマ10:17

3.さらに神様の贈り物をいただくためには

だからこそ、熱意を傾けて、信仰には徳を、徳には知識を、知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。Ⅱペテロ 1:5~7

①一生懸命に励む、②神様を理解する、③主の御心を知る、④欲を捨てる、⑤忍耐と敬虔を身に付ける、⑥全てを委ねる。そうすると、人に好意を示し、気持ちよく交際し、深い愛で結ばれるようになる。(LB訳)

4.求める人求めない人
みことばの勧めに従って、これらのことを追い求める人は、霊的な面でますます強められ、有益な者となります。
しかし、これらのことを信じることなく、信仰の深みを追い求めない人は、せっかく与えられた罪の赦しも忘れてしまい、この世のことや目先のことにしか関心がなくなり、ちょっとしたことでつまずいてしまいます。
へりくだって素直に神様に従う人だけが成長し、つまずかず、神様の計り知れない祝福をいただくことができます。(Ⅱペテロ3:17,18)

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