もしこの世に光がなければ、目の前に近づけた自分の手でさえ見えません。神様のみことばがなければ、私たちは善悪、本当に大切なこと、真理がわからず、正しく生きて行くことができません。
詩篇119篇では「律法」を「おきて、あかし、おしえ、戒め、定め、さとし、ことば、道、仰せ、さばき」という10のことばで表現しています。
1.浅はかな者を賢くする
私たちは、独立した人格と自由意思を持っていますから、自分が自分の律法となり何の規正もなく、自分の価値観のまま生きて行きます。しかし、思い通りに生きているようでも、実は、罪に支配されてしまっています。
みことばは、自分の判断が一番正しいと思っている浅はかな者を、神様の正しい道に導いてくれます。
主の教えは完全で、たましいを生き返らせ、主の証しは確かで、浅はかな者を賢くする。 詩篇 19: 7
命令はともしび、おしえは光、訓戒のための叱責は、いのちの道であるからだ。 箴言 6:23
また私たちは、さらに確かな預言のみことばを持っています。夜が明けて、明けの明星があなたがたの心に昇るまでは、暗い所を照らすともしびとして、それに目を留めているとよいのです。ただし、聖書のどんな預言も勝手に解釈するものではないことを、まず心得ておきなさい。
Ⅱペテロ 1:19,20
2.イエス様に従う者はいのちの光を持つ
イエス様を心から信じ、イエス様に従う人は、自分の内側にいのちの光を持つことができます。その光はこの世と光を求める人々を照らします。
イエスは再び人々に語られた。「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。」
ヨハネ 8:12
あなたがたは世の光です。山の上にある町は隠れることができません。また、明かりをともして升の下に置いたりはしません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいるすべての人を照らします。マタイ 5:14,15
3.私たちの告白
どんなにすばらしいみことばが目の前にあっても、それを自分のものとして心から信じて従う決心をしなければ、絵に描いた餅です。
みことばは、私たちに喜びと平安と希望を与え、生活と言動を導き、いのちをもたらします。
私は誓い、また、それを果たします。あなたの義の定めを守ることを。 詩篇 119:106
どれほど私は、あなたのみおしえを愛していることでしょう。それがいつも、私の思いとなっています。 詩篇 119:97
私は、あなたのおきてを行なうことに心を傾けます。いつまでも、終りまでも。 詩篇 119:112