その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちがいたところでは、ユダヤ人を恐れて戸に鍵がかけられていた。すると、イエスが来て彼らの真ん中に立ち、こう言われた。「平安があなたがたにあるように」ヨハネ20:19
弟子たちはなぜ不安だったのでしょうか。復活のイエス様は彼らに何を与えられたのでしょうか。あなたは今、平安ですか。不安がありますか。復活のイエス様は、私たちに何を与えておられるのでしょうか。
1.弟子たちの後悔
弟子たちは、職業や家族を捨ててイエス様に人生のすべてを懸けてきましたが、一番頼りにしていた先生が犯罪者として捉えられ、処刑されてしまいました。今度は自分たちが捕らえられて殺されてしまう、イエス様についてきたことは失敗だったのだろうか、これからどなるんだろう・・・。彼らは恐れと絶望と不安の中で息を潜めていました。
2.疑り
・・・彼らはおびえて震え上がり、幽霊を見ているのだと思った。・・・どうして心に疑いを抱くのですか。 ルカ 24:36~49
イエスは彼に言われた。「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ないで信じる人たちは幸いです。」ヨハネ 20:29
弟子たちは、復活のイエス様に会いましたが、聖書もイエス様のことばも信じておらず、疑いを抱いてしまい、目の前の現実を受け入れることができませんでした。トマスも同様でした。問題はみことばを疑うことです。しかし、真実と現実とイエス様のことば、みことばを信じる人は幸いです。
3.平安
わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。わたしは、世が与えるのと同じようには与えません。あなたがたは心を騒がせてはなりません。ひるんではなりません。ヨハネ 14:27
イエス様は最後の晩餐の時にあらかじめ十字架の死と復活について弟子たちに説明していました。イエス様はこの世の価値観とは大幅に違う「平安」を与えて下さるので気持ちがくじけないようにと言われました。
私たちはいつも何を不安に思っているのでしょうか。イエス様は、私たちにいつも「平安」があるようにと告げられました。イエス様は、問題や不安が残っているにもかかわらず、根拠もなく気休めに言っておられるのではありません。イエス様の根拠は、神様の深淵で遠大な救いの御業がご自身の十字架の死と復活によって完成したことです。
①罪の赦し ②救いの完成 ③神様との和解 ④サタン・死の敗北
⑤イエス様の再臨 ⑥永遠の地獄からの救い ⑦永遠の天の御国
イエス様が私たちのためにいつもとりなして下さり、いつもともにいて下さるので、私たちはどんなことが起こっても平安でいられます。
・・・そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。ローマ 8:31~39