今日はペンテコステ(五旬節)、聖霊降臨日です。イエス様の復活から50日目、昇天の10日後にあたります。五旬節は七週の祭とも呼ばれ、収穫の感謝と十戒を授かったことを記念します。現在は、聖霊様の降臨と教会の誕生を記念します。
弟子たちは、イエス様から命じられた通りにエルサレムから離れずに、一箇所に集まって聖霊様を待ち望んで祈っていました。彼らは聖霊様の満たしを受け、力をいただいて力強く福音を伝え始めました。
神は言われる。終りの日に、わたしはすべての人にわたしの霊を注ぐ。・・・しかし、主の御名を呼び求める者は、みな救われる。使徒 2:17~21
1.弟子たちが伝えたこと
彼らは、「イエス・キリストは復活された。イエス・キリストは救い主である。」とのメッセージを命がけで世界中に伝えて行きました。
①イエス様は、罪の赦し、義認、きよめを与えてくださる。
ユダヤ人は神様から十戒と律法を与えられ、メシヤを待ち望んでいました。弟子たちは、十字架に架けられ、復活されたイエス様こそメシヤであること、悔い改めと信仰が必要であることを伝えました。(使徒2:36~39)
②イエス様は、悪霊の力から救ってくださる。
創造主である神様も律法も知らない異邦人に対しては、異教、偶像・悪霊の愚かさと永遠の滅びを教え、イエス様こそ力ある救い主であることを伝えました。(使徒14:15~17、17:22~31)
2.救われる人
神様は「主の御名を呼び求める者は、みな救われる。」(ローマ10:13)と言われ、だれでも分け隔てなく受け入れ、救ってくださいます。必要なのは神様に対する「へりくだり、悔い改め、信仰、委任(ゆだねる)」とイエス様を個人的に救い主として信じ受け入れて従うことです。神様は、罪の赦しと聖霊様による新しい命を与えてくださいます。
3.聖霊に満たされなさい
クリスチャンは、いつでも「主の御名を呼び求める者、主に信頼する者」です。御霊によって与えられた救いが、肉によって完成することはありえません(ガラテヤ3:1~14)。しかし、私たちは、主のみこころを求めてカードを引き、主のみこころが自分の望むものでなければスルーします。自分の望むカードが出てくるまでカードを引き続け、自分の望むカードが出て来たら、やはりこれが主のみこころだ。と惑わされてしまいます。
私たちは、みことばから主のみこころとわかっていても、自分の思いを優先させて、自分がやりたくないことは避け続けます。その結果「主のみこころがわからない。主のみこころさえわかれば。」と悩み続けます。
「主の御名を呼び求める者」とは、自分のこだわりを放棄して、全面的に主に頼る人です。そういう人は、救いをいただきます。
もし御霊によってからだの行ないを殺すなら、あなたがたは生きます。ローマ8:13