知恵のある子は父を喜ばせ、愚かな子は母の悲しみとなる。箴言10:1
愚かな子はその父の憂い、これを産んだ母の痛み。 箴言17:25
今日は父の日です。聖書は、私たちに十戒の中で「両親を敬い大切にする」ことを「人を殺してはならない」よりも先に命じています。その命令には「幸せな一生をおくることができる」との約束が伴っています。
1.「愚かな者」
「愚かな者」とは知的能力の問題ではありません。心の問題です。
①神様を否定する人
愚か者は心の中で「神はいない」と言う。彼らは腐っていて、忌まわしいことを行う。善を行う者はいない。詩篇 14:1
彼らは神を知っていながら、神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その鈍い心は暗くなったのです。彼らは、自分たちは知者であると主張しながら愚かになり、・・・ ローマ1:21,22
②自分中心
愚かな者は英知を喜ばず、自分の心がさらけ出されることを喜ぶ(ただ自分の意見だけを表わす)。箴言 18:2
自分の心に頼る者は愚かな者、知恵をもって歩む者は救われる。箴言 28:26
③親に心配をかけて悲しませる人
親を悲しませていながら幸せに生活することはできません。親は、私たちにとって最も基本的な関係です。
2.父の訓戒
私たちは親に対して「考えが古くさい。昔と今とは違う。私の気持ちをわかってくれない。自分のメンツしか考えていない。・・・」と反発してしまい、親の意見を軽んじる傾向があります。しかしみことばは、目に見える両親、いのちを与えてくれた両親の訓戒を大切にするように命じています。両親の思いの中に神様の思いが隠されています。
3.天の父
イエス様は私たちにも全知全能の創造主を「天のお父様」とお呼びするように教えて下さいました。私たちは、愚かになって天のお父様に心配をかけ、悲しませてはいけません。天のお父様の訓戒であるみことばを侮ってはいけません。以前は愚かでも神様のいつくしみとイエス様の恵みと聖霊様の再生と刷新によって、日々新しい歩みに進ませていただきましょう。
・・・支配者たちと権威者たちに服し、従い、すべての良いわざを進んでする者となるようにしなさい。また、だれも中傷せず、争わず、柔和で、すべての人にあくまでも礼儀正しい者となるようにしなさい。私たちも以前は、愚かで、不従順で、迷っていた者であり、・・・しかし、私たちの救い主である神のいつくしみと人に対する愛が現れたとき、・・・聖霊による再生と刷新の洗いをもって、私たちを救ってくださいました。テトス 3:1~7