「友のための死」(礼拝メッセージ2019/09/15)

バビロン捕囚となったユダヤ人は、その後バビロンを征服したペルシアのキュロス王によって帰国が許可されますが、多くのユダヤ人がペルシア国内に留まっていました。エステル記は、クセルクセス王の時代(BC486~465年)、国務長官ハマンは国内のユダヤ人絶滅を画策しますが、それをモルデカイと養女の王妃エステルが未然に防ぎ、同胞を救ったという内容です。ハマンの陰謀が成功していれば、ネヘミヤもイエス様も存在していなかったでしょう。これは、プリムの祭りとして、ユダヤ人に祝われ続けています。(9:16~19,23~32)

1.モルデカイの信仰
モルデカイがハマンに拝礼をしなかったことが事の発端です。ハマンは怒り、モルデカイを木に架け、彼の同胞全体を絶滅させようと画策しますが、モルデカイには深い信仰がありました。
1)創造主なる神様だけを礼拝し、人間に拝礼しない(3:1~6)
2)王を暗殺から守った(2:21~23,6:1~11)
3)自分の民を守った(4:1~8,8章,9:1~15,10:1~3)
4)エステルを励ました(4:13,14)

2.エステルの信仰
あなたは、・・・助かるだろうと、考えてはいけない。もし、あなたがこのようなときに沈黙を守るなら、別のところから助けと救いがユダヤ人のために起こるだろう。しかし、あなたもあなたの父の家も滅びるだろう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、このようなときのためかもしれない。エステル 4:14

エステルは、モルデカイから同胞を絶滅させるという法令が発布されることを聞き、それを撤回させるにはエステル自身が直接王に嘆願するしか道はないと聞かされました。しかし、王の召しなしに王の前に出ることは死をも覚悟しなければならないので、エステルは恐れました。エステルはモルデカイに励まされ、信仰によって前進しました。

私も私の侍女たちも、同じように断食します。そのようにしたうえで、法令に背くことですが、私は王のところへ参ります。私は、死ななければならないのなら死にます。」エステル 4:16

3.イエス様の犠牲
わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。人が自分の友のためにいのちを捨てること、これよりも大きな愛はだれも持っていません。ヨハネ 15:12,13

キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました。・・・私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべきです。・・・ことばや口先だけではなく、行いと真実をもって愛しましょう。Ⅰヨハネ 3:16~18

友のために死ぬとは、①自分が損をする ②自分が余計に働く ③自分が恥をかく ④プライドを捨てる ⑤自分のこだわりを捨てる こと、
相手を尊敬するとは、①自分から挨拶をする ②自分の役割を果たす ③相手の意見を尊重する ④相手の利益を図る ⑤祝福を祈る ことです。