「主を侮ってはならない」(礼拝メッセージ2020/02/23)

ナホムは、ヨシア王(ユダ王国)の治世にアッシリアの首都ニネベに対する預言者として活躍しました。アッシリアはBC722に北王国イスラエルを滅ぼしましたが、BC612にバビロンとメディアによって滅ぼされました。
ニネベはナホムの約150年前に預言者ヨナの説教によって悔い改めて救いをいただきましたが、この時にはかつての残忍なニネベに戻っていました。ナホムという名は「主の慰め」の意です。神様の恵みとあわれみを軽んじてはいけません。

1.ニネベへのさばきの警告

神様は以前、イスラエルの敵国であり、残忍な民族アッシリアのニネベの人々にあわれみを示してヨナによって救いを与えられました。しかし、彼らは主を侮り、偶像礼拝、殺人、偽り、不正、淫行、呪術に逆戻りしてしまい、主のさばきを招いてしまいました(ナホム 3:1~7)。
ニネベはかつて、エジプトの町テーベを火と虐殺で滅ぼしたと同じように主によって滅ぼされ、廃墟となる運命でした。(ナホム 3:8~13)

主はねたんで復讐する神。主は復讐し、憤る方。主はご自分に逆らう者に復讐し、敵に対して怒る方。主は怒るのに遅く、力強い方。決して罰せずにおかれることはない。ナホム 1:2,3

2.イスラエルの回復
見よ。良い知らせを伝える人の足が、平和を告げ知らせる人の足が山々の上にある。ユダよ、あなたの祭りを祝い、あなたの誓願を果たせ。ナホム 1:15(ローマ 10:15)

主がヤコブの威光を、イスラエルの威光のように回復されるからだ。ナホム 2:2

主はかつてイスラエルをさばき、懲らしめるためにアッシリアを用いましたが、今、イスラエルが解放され、回復するとの預言が語られました。イスラエルの民は大いなる希望を得ました。

3.主を侮ってはならない
『神に仕えるのは無駄だ。神の戒めを守っても、万軍の主の前で悲しんで歩いても、何の得になろう。・・・神を試みても罰を免れる』と。」マラキ 3:14,15

主はナホム書によって、ご自身の愛とあわれみと救いを示しておられます。主はいつくしみ深い方ですが、軽んじても良いというお方ではありません。主の忍耐は、救いであり、私たちを悔い改めに導くものです(Ⅱペテロ3:9,15)。

すべて他人をさばく者よ、・・・あなたは神のさばきを免れるとでも思っているのですか。それとも、神のいつくしみ深さがあなたを悔い改めに導くことも知らないで、その豊かないつくしみと忍耐と寛容を軽んじているのですか。・・・その人の行ないに応じて報いられます。・・・神にはえこひいきがないからです。ローマ 2:1~11

思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、刈り取りもすることになります。・・・ ガラテヤ 6:7~10

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