エホヤダが死んで後、ユダのつかさたちが来て、王を伏し拝んだ。それで、王は彼らの言うことを聞き入れた。彼らはその父祖の神、主の宮を捨て、アシェラと偶像に仕えたので、彼らのこの罪過のため、御怒りがユダとエルサレムの上に下った。 主は、彼らを主に立ち返らせようと預言者たちを彼らの中に遣わし、預言者たちは彼らを戒めたが、彼らは耳を貸さなかった。神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤを捕えたので、彼は民よりも高い所に立って、彼らにこう言った。「神はこう仰せられる。『あなたがたは、なぜ、主の命令を犯して、繁栄を取り逃がすのか。』あなたがたが主を捨てたので、主もあなたがたを捨てられた。」ところが、彼らは彼に対して陰謀を企て、主の宮の庭で、王の命令により、彼を石で打ち殺した。
ヨアシュ王は、ゼカリヤの父エホヤダが自分に尽くしてくれたまことを心に留めず、かえってその子を殺した。その子は死ぬとき、「主がご覧になり、言い開きを求められるように。」と言った。 Ⅱ歴代誌 24:17~22
ヨアシュ王は幼少の頃に祭司エホヤダによって命を救われ、王として即位する際に助けを受けました。その後もエホヤダは霊的な指導者として王と国を導いてきました。
しかし、エホヤダの死後、ユダの指導者も王もあっさりと主を捨ててアシェラ教へと心を移してしまいました。
主は、預言者たちとエホヤダの息子ゼカリヤを遣わして悔い改めへと導こうとしましたが、ことごとく拒否されて、なんとゼカリヤは殺されてしまいました。
ゼカリヤは「なぜ、繁栄を取り逃がすのか」と、主からの言葉を告げました。その後、アラムの軍勢に攻め込まれて敗北し、ヨアシュ王は重病の床で家来たちに殺されてしまいました。
私たちが繁栄し、益を受ける道とは次のことです。
1.主の命令(みことば)に従う。 Ⅱ歴代誌 24:20
2.主の懲らしめによって聖さにあずかる。 ヘブル 12:10
3.敬虔 Ⅰテモテ 6: 6
4.指導者に聞き従う。 ヘブル 13:17
あなたがたが知っているとおり、彼は後になって祝福を相続したいと思ったが、退けられました。涙を流して求めても、彼には心を変えてもらう余地がありませんでした。 ヘブル12:17
主は、私たちをいつも祝福しようとされています。頑なな心を捨てて柔軟な心を持つように。不信仰と不平不満を捨てて聖書に従うように導いておられます。そこに益を受ける道があります。