
「わざわいを恐れない」(礼拝メッセージ2020/03/08)
ゼパニヤは、南ユダ王国のヨシヤ王(BC640~609)の時代の預言者で、ヒゼキヤ王の玄孫(やしゃご)にあたり、エレミヤと同時代に活躍しました。彼が預言したのはBC587のバビロンによる南王国ユダのエルサレム滅亡前の数十年間です。その預言は、ヨシア王の大宗教改革(BC621)に大きな励ましを与えたと考えられています(Ⅱ歴代誌 34,35章)。
ゼパニア書には、主のさばきの日、諸国民の滅亡、エルサレムの罪と救いと希望について記されています。
1.主のさばきの日の預言
ゼパニヤはユダ王国の罪、特に政治的・宗教的指導者の不信仰と不正・悪事、民の偶像崇拝、諸国の高ぶりを強い口調で断罪し、来たるべき主のさばきを宣告します。
1)スクテヤ人の侵入(BC626、南ロシアの野蛮民族)
2)バビロンによる捕囚(BC587)
3)終末の主の日
・・・その場所からバアルの残りを...