「走るべき道のり」(聖日礼拝メッセージ 2025/03/30)
今日は使徒の働き32「ローマでのパウロ(2)」です。パウロは第4回伝道旅行後に再度逮捕されてローマに連れ戻され、AD67年頃斬首により殉教したようです。テモテへの手紙第二は処刑を待つ間に書かれたパウロの最後の手紙と言われています。パウロは殉教を目前にして、自分が信じて歩んできた道に一点の曇りも後悔もなく、自分を救ってこの人生に召してくださったイエス様に感謝し、イエス様が天で自分を歓迎して義の栄冠を授けてくださると確信しています。
1.パウロの殉教
私はすでに注ぎのささげ物となっています。私が世を去る時が来ました。Ⅱテモテ 4:6
AD64年、皇帝ネロは壮麗なローマ市再建のため自身で放火し、奴隷が多かったクリスチャンの罪にして処刑しました。これが迫害の始まりとなり、パウロ(Ⅱテモテ 2:9)とペテロも捕らえられて殉教しました。パウロは濡れ衣を着せられたクリスチャンたちの指導者とし...