2020-11
「主を待ち望め、主の道を守れ」(礼拝メッセージ2020/11/29)
今日からアドベント(待降節)に入ります。英語のアドベント(Advent)はラテン語Adventusから来ており、来臨、到来の意です。特に旧約聖書で約束されていた救い主、待望のメシアが世に来られることを意味します。イエス・キリストが誕生されたことを祝うクリスマスを待ち望み、クリスマスに備えるという意味でアドベントです。5世紀前後から、クリスマスの4回前の主の日を守る習慣が定着したようです。
1.疑いを持つことの大切さ
天使ガブリエルが、世界の救い主なる男の子を生みますとマリアに告げると「どうして・・・」(ルカ 1:34)と疑い、ザカリヤも「何によって」(ルカ 1:18)と疑いました。この二人の疑いの違いは何でしょうか?多くの学者は、マリアは、神様の言葉を信じつつ、ただどのような方法なのか分からないという意味で疑い、ザカリアは、神様に対する不信仰によることばと考えているようです。
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礼拝メッセージ
「信仰の務め」(礼拝メッセージ 2020/11/22)
テモテへの手紙第1は「牧会書簡」と言われ、AD65年頃、パウロがローマでの投獄から解放された後に、我が子のような同労者であり、エペソ教会を牧会しているテモテに宛てて書かれたものです。
手紙の内容は、偽りの教えに対する注意、教会での秩序と指導者の資格、各人の立場、牧会者の務め、クリスチャンとしての生き方などです。
1.正しい教えを語り続けなさい
・・・ある人たちが違った教えを説いたり、果てしない作り話と系図に心を寄せたりしないように命じなさい。Ⅰテモテ 1:3~4(6:3~5)
新約聖書の各手紙にみられるように、この手紙にも偽りの教えに対する注意が促されています。
①ユダヤ人の空想話と系図 Ⅰテモテ 1:3~7
②禁欲主義(結婚の禁止、食物の禁止) Ⅰテモテ 4:1~4
③金銭欲 ...
礼拝メッセージ
「救いは選び」(礼拝メッセージ2020/11/15)
テサロニケ人への手紙第2は、第1の手紙の数か月後に書かれ、第1の手紙の教えを補足しています。冒頭では、迫害と苦難の中で信仰と忍耐と増し加わっている兄弟姉妹愛が称賛され(Ⅱテサロニケ 1:3~5)、イエス様の再臨の過程、偽りの教えに対する注意、選びによる救い、健全なクリスチャン生活についての教えが中心に記されています。
1.主の日のさばき
愛する皆さん。主の日はもう来たなどという、うわさを耳にして、興奮したり、あわてたりしないでください。たとい、このことについて幻を見たとか、神様から特別のお告げを受けたとかいう人が現れても、また、私たちからのもののように偽造した手紙をちらつかされても、信用してはいけません。どんなことを言われても、惑わされたり、だまされたりしないように気をつけなさい。 Ⅱテサロニケ 2:1~3(LB訳)
兄弟姉妹の信仰と忍耐と愛が称賛されている一方で、再臨に...
礼拝メッセージ
「再臨を待ち望む生活」(礼拝メッセージ2020/11/08)
テサロニケ人への手紙第1は、AD51頃パウロがコリントから送った手紙と言われています。パウロは第2次伝道旅行の際、短期間テサロニケに滞在して会堂で伝道し、そこで入信した者たちによって教会が誕生しました。しかし、ユダヤ人による騒動が発生し、パウロたちはやむなく町を去りました。その後も迫害が続き、兄弟姉妹を心配したパウロは、テモテをテサロニケへ遣わしました。この手紙には、テモテがもたらしたテサロニケ教会の兄弟姉妹の模範的な信仰への感謝、再臨に対する正しい教え、再臨を待つクリスチャンの信仰姿勢についての教えが記されています。
1.テサロニケ教会の始まりと信仰
パウロは、・・・聖書に基づいて彼らと論じ合った。・・・彼らのうちのある者たちは納得して、パウロとシラスに従った。・・・ところが、ユダヤ人たちはねたみに駆られ、広場にいるならず者たちを集め、暴動を起こして町を混乱させた。・・・パ...
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